スペードの女王/べールキン物語 岩波文庫 改版

プーシキン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003260425
ISBN 10 : 4003260422
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,301p

ユーザーレビュー

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かつてトランプの賭け事で名を馳せた老婦人...

投稿日:2012/02/02 (木)

かつてトランプの賭け事で名を馳せた老婦人から、必殺の手札を盗み知ろうとする男の顛末を描いた『スペードの女王』。チャイコフスキー作曲のオペラにもなっていますが、原作の凄さには勝てない気がします。この本を読んでしばらくはトランプの絵札を見るのが怖いくらいでした。ロシア文学をトルストイやドストエフスキーだけだと思っているのなら、ぜひ一読をお勧めするエンターテインメントな一冊です。

伊湖 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1 さん

    標題作の「スペードの女王」について。理不尽テンコ盛りでwww。老伯爵夫人からリーザへ理不尽日常茶飯事、ゲルマンが老伯爵夫人へ懇願、逆切れ、恐喝の理不尽三点セットで死を誘導。 オペラにもなっている本作の事ですから、プーシキンが言いたかったことはもっと他の高尚な事なんだとは推測しますが、本作から感じ取った「理不尽」から何か違ったことを読み取れないものかと思ったりしています。

  • ペグ さん

    「スペードの女王」のみ読了。詩人プーシキンの極めて映像的なこの中編小説は、後にドストの「罪と罰」へと繋がっていくのか。ぞわりと怖い女王の眼がニヤリとこちらを〜古風な文体も雰囲気を盛り上げている。再読予定です。

  • lily さん

    プルーストの対極のような心理描写の少ない骨格だけの小説は心に響くものがないし反芻したくなるような言葉にも出会えなくて、私には退屈だった。詩集に期待しよう。ゲーテとシェイクスピアとダンテ級とは...!

  • コットン さん

    『村上ラヂオ2』を読んで、『ベールキン物語』の「その一発」が紹介されていたのが読むきっかけに。簡単で特別な数字を言葉に出来るかどうかで明暗が分かれ、強烈な印象が残る『スペードの女王』のほうが好みでした。

  • k5 さん

    学生時代、ロシア文学は関係ないけど、小説をそこそこ読んでいる先輩が、「プーシキンは脚フェチだ」と言っていて、この人何を言うておるのだろう、くらいに思っていたのですが、確かに変なところで女性の脚にクローズ・アップする。「葬儀屋」に至っては、男性だけれども、骸骨の脚まで描写していて、ちょっと米朝の落語を思い出しました。。。それはさておき、サンジェルマン公爵にカードの必勝法を習ったと言われる伯爵夫人って設定いいですね。一切賭け事やらないのに必勝法に取り憑かれる男も「カイジ」みたいで楽しいです。

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人物・団体紹介

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プーシキン

1799‐1837。ロシアの詩人、作家。ロシア近代文学の父と呼ばれるロシアの国民詩人。短詩作品、物語詩、劇詩、韻文小説、散文小説など多くの分野で名作を残す。貴族の家に生まれ、賭博、恋愛、決闘に彩られた奔放な生涯を送り、ついには美貌の妻をめぐり、フランス人将校と決闘の末、37歳で落命。後世の作家たちへ

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