古代ホメロス論集 西洋古典叢書

プルタルコス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784876982929
ISBN 10 : 4876982929
フォーマット
発行年月
2013年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

ローマ帝政期に成立したと見られる、ギリシア語で著わされたホメロス論3篇。古来プルタルコスの名の下に伝わり、詩人の伝記的記述を中心とする『ホメロスについて1』、彼の叙事詩の修辞的技法や教育的価値を説く『ホメロスについて2』に加え、ストア派流の寓意(アレゴリー)的解釈を駆使して詩人の擁護を図る、文法・修辞学者ヘラクレイトスの『ホメロスの寓意』を収録する。本邦初訳。

目次 : プルタルコス ホメロスについて1/ プルタルコス ホメロスについて2(序部/ 多様な表現法/ 事物に関する広い知識/ 他のジャンルの詩や絵画への影響/ 結部)/ ヘラクレイトス ホメロスの寓意(序部/ 『イリアス』における寓意/ 『オデュッセイア』における寓意/ 結部)

【著者紹介】
内田次信 : 大阪大学大学院文学研究科教授。1952年愛知県生まれ。1979年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。2006年光華女子大学文学部教授等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roughfractus02 さん

    文字を通して読む場合、詩神ムーサが吟遊詩人に詩的直観を与えるホメロス作品の声の時空は、語の意味と修辞から成る文字の時空に変わる。地理学、語源学、歴史等の解釈が様々ある中で、プラトンはホメロスの表現の曖昧さを批判した。この批判を経由し、ストア派的論理に習熟したプルタルコスとヘラクレイトスは、ホメロス作品の寓意的解釈を推し進める。寓意(allegoria=alle-別の/logos言葉)は、物語とは別にもう一つのメッセージを発する。悪徳と徳を同様に描くホメロス作品の読者は、徳を選ぶように促すメッセージも読む。

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プルタルコス

45頃―120以降。ローマ帝政期の哲学者、著作家。ギリシアのカイロネイア出身。アテネで数学、自然哲学や修辞学を学び、カイロネイアの使節としてローマにもたびたび滞在して、ローマの上流人士と親交を結んだ

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