ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ブレイディみかこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103526810
ISBN 10 : 4103526815
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
追加情報
:
256p;20

内容詳細

Yahoo!ニュース|本屋大賞2019 ノンフィクション本大賞ノミネート! 大人の凝り固まった常識を、 子どもたちは軽く飛び越えていく。 世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、 落涙必至の等身大ノンフィクション。 優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜの イカした「元・底辺中学校」だった。 ただでさえ思春期ってやつなのに、毎日が事件の連続だ。 人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。 時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。 世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。 連載中から熱狂的な感想が飛び交った、私的で普遍的な「親子の成長物語」。 はじめに 1 元底辺中学校への道 2 「glee/グリー」みたいな新学期 3 バッドでラップなクリスマス 4 スクール・ポリティクス 5 誰かの靴を履いてみること 6 プールサイドのあちら側とこちら側 7 ユニフォーム・ブギ 8 クールなのかジャパン 9 地雷だらけの多様性ワールド 10 母ちゃんの国にて 11 未来は君らの手の中 12 フォスター・チルドレンズ・ストーリー 13 いじめと皆勤賞のはざま 14 アイデンティティ熱のゆくえ 15 存在の耐えられない格差 16 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン

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複雑な環境を乗り越えながら、凄いスピード...

投稿日:2021/04/25 (日)

複雑な環境を乗り越えながら、凄いスピードで成長していく息子さんとその様を見守る「私」、お母さんの魅力に溢れたお話。多様性の時代に対しての向き合い方の重要性を教えてくれる本でした。

とどけ さん | 千葉県 | 不明

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英国と日本、お国違えば、考え方も教育も大...

投稿日:2021/04/10 (土)

英国と日本、お国違えば、考え方も教育も大きく異なります。子どもがお上に認められていない理由で学校を休むと、保護者が罰金!には驚きました。いずれにしても、子ども達が、明日の未来を担っていくのです。

xyz2005 さん | 愛知県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    著者のブレイディみかこさんは、これまで既に何冊もの本を上梓しているのだが、この本にいたって突如の大ブレイク。現在、ほとんどの本屋さんで平積みである。何がそうさせたのか。私見では、まずはタイトルの魅力。これは著者の息子のノートの端に書かれていた言葉。この本の内容全体をシンボリックに表しているかのようだ。次いでは、軽快な造本と目に飛び込んでくる鮮やかなイエローの表紙の与えるインパクト。表現も軽妙でありながら、語られる内実は深く、かつ広範な問題を提起する。内容を述べる余地がなくなったが、他の人たちが既に十分に。

  • へくとぱすかる さん

    最初から圧倒された。そしてあっという間に読んでしまった感。読み終わるのがもったいなかった。イギリス社会に育つ中学生の、驚くような日常の記録。お母さんである著者の度胸もなかなかすごい。人種・民族差別や貧困の問題に、さっと自分で考えて取り組んでいく息子さんがたくましい。日本の中学生にはマネできそうにないし、考え方さえレベルがちがうと思った。教育やいじめなど、およそあらゆる今現在の問題が集まって、生活に入り込んでいるイギリスの日常は、近未来の日本の姿かもしれない。息子さんの書き込みから取ったタイトルは実に的確。

  • kou さん

    一つ一つの話しが面白て深く、息子の発言や行動にハッとさせられることが多かった。これを読むと日本の教育は国際的に遅れているのでは?と不安になってしまう。自身も先入観を無くし、エンパシーを鍛えたい。それにしても、読めば読むほど、素敵な親子だと思う。連載は続いているようなので、是非2巻、3巻と続いていってもらいたい。

  • starbro さん

    新型コロナウィルス対策購入シリーズ第33弾、図書館の予約数が凄いので、読むのを諦めていましたが、コロナ禍の不幸中の幸いで購入して読めました。著者の元底辺中学校に通う息子の日常生活を通じたロンドン郊外の街ブライトン(日本だと湘南のイメージ?)の日常生活を描いたノンフィクション、大変興味深い内容でした。2019年ノンフィクション本大賞他各賞受賞も納得です。 BGMはSex Pistolsでした。著者は、私と同い年、実は修猷館卒の才女です。 https://www.shinchosha.co.jp/ywbg/

  • zero1 さん

    読めば世界が広がる!英国における多様性社会の現実を描いた話題本。最初は息子の中学進学話で退屈かと思えたが、差別が出てきて興味深く読めた。いじめにDV、LGBTQ、里親に階層と貧富の差(下層上等!)、少女の行方不明まで。読者の多くが日本と重ね合わせたのは間違いない。英国の場合はEU離脱やナショナリズム、福祉の切り捨てなどが社会と教育に重くのしかかる事情がある。でもボランティア強し!違った視点で物を見ると、こんなにも世界が違って見えるのかと感心。読者が討論会を開くなら、こんな本がいい。多くの支持は納得。

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ブレイディみかこ

ライター・コラムニスト。1965年福岡市生まれ、’96年から英国ブライトン在住。2017年、子どもたちの階級闘争―ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞受賞。’18年、同作で第2回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞候補。’19年、『ぼくはイエローでホ

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