CD

Brahms Violin Concerto, Mozart Violin Concerto No.5 : Hetzel(Vn)Akeo Watanabe / Tokyo Metropolitan SO, Rogner / Yomiuri Nippon SO (1988 Live)

Brahms (1833-1897)

User Review :4.5
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
TBRCD0020
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

世界最高のコンサートマスター
故ゲルハルト・ヘッツェル待望の協奏曲ライヴ!


ウィーン・フィルのコンサートマスターとして、世界最高のコンサートマスターとまで絶賛された名手、ゲルハルト・ヘッツェル[1940-1992]。登山中の滑落死という悲劇的な急逝は、多くの音楽ファンを悲しませ、それ故にますます忘れ得ぬ存在となりました。その実力に比してソリストとしての録音は少なく、今回登場する、ブラームス、モーツァルトの名作も初登場のレパートリーとなります。
 ブラームスはヘッツェルが愛した作曲家で、最後の録音となったヴァイオリン・ソナタ集の名演も記憶に残ります。ヘッツェルの解釈は、抒情的で微かな感傷すら感じられる繊細で美しいもので、その大袈裟でない身振りには心打たれます。そして最晩年の渡邉曉雄の伴奏が正にノーブルそのものです。さらに、鬼才レーグナーの伴奏を得たモーツァルトも収録、レーグナーのキビキビした伴奏とヘッツェルのセンス抜群の節回しが聴きものです。
 ヘッツェル未亡人の快諾を得てのリリース。いずれも優秀な実況録音。(TOBU)

【収録情報】
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
 第1楽章:21:15、第2楽章:8:57、第3楽章:7:56

 ゲルハルト・ヘッツェル(ヴァイオリン)
 東京都交響楽団
 渡邉曉雄(指揮)
 録音時期:1988年3月16日
 録音場所:東京、サントリーホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219『トルコ風』
 第1楽章:10:01、第2楽章:9:56、第3楽章:8:40

 ゲルハルト・ヘッツェル(ヴァイオリン)
 読売日本交響楽団
 ハインツ・レーグナー(指揮)
 録音時期:1988年3月14日
 録音場所:東京文化会館
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)

 サウンド・マスタリング:WEITBLICK

Customer Reviews

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モーツアルトのほうが良い出来だ。読響とレ...

投稿日:2016/08/17 (水)

モーツアルトのほうが良い出来だ。読響とレーグナーの作り出す響きが大変柔らかく、サントリーホールの音響特性も相俟ってきれいな仕上がり。ヘッツェルのソロもこちらのほうがまとまりがよく、良く歌っている。一方、大曲ブラームスのほうは、モーツアルトより二日後の録音で、オケは渡邉暁雄指揮の都響。こちらは東京文化会館だが、わずかながらサントリーホールよりデッドなものの、音のうるおいには欠けておらず録音としては良い方。ただ、ヘッツェルのソロは、この曲の場合は、やや線が細いと感じさせるのと、少し音程が甘いところも散見される。ヘッツェルのあくまで室内楽の人で、この曲のような場合には、やはり線の太さと、ある種の構えの大きさのようなものが必要で、ヘッツェルのこの演奏にはそれがやや欠けている。しかし、上品に歌うところは歌っており、不満はそれほど大きくない。オケの伴奏にも問題はなく、ヘッツェルのブラームスのコンチェルト録音は他に知らないので、持っている価値はある。

七海耀 さん | 埼玉県 | 不明

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G.ヘッツェルが、来日時にソリストとして何...

投稿日:2014/03/23 (日)

G.ヘッツェルが、来日時にソリストとして何度か日本のオーケストラと協演していたことは聞き及んでいたものの、その録音が世に出るとは。長年待望し、そして、ほぼ諦めておりました。過度な強調も、はったりもない、しかし、限りなく深い音楽を聴くことができました。こうなると、ベートーベンの協奏曲なども是非にと期待してしまいます。

けむんぱす さん | 茨城県 | 不明

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