フリードリヒ エーデルマン / 中村行宏 / 石原良也

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チェリビダッケの音楽と素顔 元ミュンヘン・フィルハーモニー首席ファゴット奏者の回想録

フリードリヒ エーデルマン / 中村行宏 / 石原良也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784871985659
ISBN 10 : 4871985652
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,175p
共著・監修・編集など:中村 行宏
176p 四六版

内容詳細

目次 : はじめに / ◆I 出会い / チェリビダッケ、ミュンヘンに客演 / チェリビダッケとの最初のリハーサル / チェリビダッケ、首席指揮者に就任 / スタジオ録音に対するカラヤンとチェリビダッケの見解−ミュンヘン夕刊紙のインタビュー / ◆II チェリビダッケの音響理念とその現実化について / なぜチェリビダッケは弦と木管の奏者を増員したのか? / すべてのリハーサルを暗譜で / トレモロ / 演奏の開始と終結 / ピアニッシモ / アクセント / 構造化、ドイツ風の響き、ブレス、指揮者の立場で / まず音を想像せよ、「心は届く」、「慣れ」は敵 / ◆III チェリビダッケと他の音楽家たち / カラヤン生誕100年祭 / イツァーク・パールマン / アンネ・ゾフィー・ムター / アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリ / カルロス・クライバー / エマニュエル・パユ / ムスティスラフ・ロストロポーヴィチとレベッカ・ラスト / ダニエル・バレンボイム / ◆IV チェリビダッケのルール / 客演指揮者のルール / テンポの “先例” / 規律 / オーケストラのオーディション / ◆V 外国 / ルーマニア / ジョルジュ・エネスコ / プラハ、東ドイツ、ウィーンへの演奏旅行 / ヴラディーミル・ホロヴィッツ / チェリビダッケのリハーサルにおける準備 / 1990年の日本ツアー / 私たちの東京デビュー・コンサートの後援者に / チェリビダッケのサイン / ドイツの作曲家 カール・ミヒャエル・コンマ / 最後の日本ツアー / 偉大なる平和の舞曲 / ◆VI ドイツの音 / サイモン・ラトルとベルリン・フィルハーモニー−“ドイツの音” / イントネーション / ヴィブラート / ベートーヴェンの第九 / 37年ぶりにベルリン・フィルハーモニーの指揮台に立つ / 第二次世界大戦直後のベルリンにおけるチェリビダッケについて / カラヤンとフルトヴェングラー(オーレル・ニコレのリポート) / チェリビダッケをベルリン・フィルハーモニーの指揮台に招く / ◆VII ミュンヘンのチェリビダッケ / 新しいミュンヘンのホール−ガスタイクのフィルハーモニー / ミステイク / 白光、開始と終結の統合 / チェリビダッケのコンサートはいつも売り切れ / チェリビダッケとフィルハーモニー合唱団 / ミュンヘンにおけるフォーレのレクイエム / オーケストラのチューニング / ◆VIII 個人的な思い出 / チェリビダッケの両親、私の両親 / ホルスト・シュタイン / モルデハイ・レヒトマン / ◆IX 結び / メディアについて / 野外コンサート / フィレンツェ / 最後のツアー / マエストロ・チェリビダッケ、1996年8月14日永眠 / エッセンス / ◆写真 イスラエルのチェリビダッケ / ◆エピローグ / ●訳者あとがき I 中村行宏 / ●訳者あとがき II 石原良也 / ●座談会 チェリビダッケを語る / フリードリヒ・エーデルマン/レベッカ・ラスト/中村行宏/石原良也

【著者紹介】
フリードリヒ・エーデルマン : ドイツ、カイザースラウテルン生まれ。ファゴット奏者。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者として、1979年から2004年まで在籍。現在は夫人のレベッカ・ラストとともに、室内楽コンサート活動を行なっている

中村行宏 : 1987年8月、カリフォルニア・バークレーのレストランChez Panisseで出会って以来、エーデルマン夫妻と親交を重ねる。ミュンヘンでの国際会議出席の折、マエストロのリハーサルに何度か立ち会う幸運に浴する。計算機アーキテクチャ研究者。NTT研究所、京都大学を経て、立命館大学教授、京都高度技術研究所所長。京都大学名誉教授

石原良也 : 1976年シュトゥットガルトを訪ね、講習会に参加しチェリビダッケから指揮の手ほどきを受けて以来、個人的な交流が始まる。CD、DVDの解説、字幕翻訳、新聞文化欄への寄稿などチェリビダッケの実像の紹介に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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チェリビダッケがミュンヘン・フィルととも...

投稿日:2009/11/03 (火)

チェリビダッケがミュンヘン・フィルとともにあった17年間を通じて主席ファゴット奏者を務めた著者が、「彼のディナーミク、フレージング、バランス、お互いに聴き合うことへの要求」に応えようと努めていくなかから学び得たチェリビダッケの音楽の神髄と人となりを知ることのできる良著である。

イリビタッテ さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nobi さん

    会場での体験を再現できない、と録音をチェリビダッケは嫌っていたらしい。それでも彼とミュンヘン・フィルの録音を聴くと、その重厚でふくよかな音に包み込まれるようだ。その秘密が具体的に明かされて興味深い。弦楽器全体を増員して互いの音を聴き合うことで創出した伝説のピアニッシモ、各奏者に異なるスピードで弾くように命じたトレモロ、管楽器奏者に求めた弦楽器の音色、アイコンタクト等々。訳者の一人とエーデルマンとのあるレストランでの幸運な出会いが発端で執筆された本。これも彼の音楽の大きな力のなせる業かも知れない。

  • 夢仙人 さん

    どんどんチェリビダッケの音楽を聴きたい‼️

  • yuchan さん

    チェリいいよチェリ。ニコ動に登録されたドヴォルザークの「新世界より」の演奏を聞いて衝撃を受けてCD、DVDなどと共に集めた中の一冊。

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