フリードリヒ・フォン・シラー

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ドン・カルロス スペインの太子 改訳 岩波文庫

フリードリヒ・フォン・シラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003241042
ISBN 10 : 4003241045
フォーマット
出版社
発行年月
2005年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
279p;15

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読書メーターレビュー

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  • 扉のこちら側 さん

    2016年113冊め。シラーの4作目の戯曲。太陽が沈まない国と言われた最盛期のスペインの宮廷。王子カルロスはフランスのエリザベト王女と婚約していたが、父王フェリペ2世は政略のためにエリザベトと結婚してしまう。カルロスを慕うエリザベトの女官エボリ公女、王妃に愛されず孤独に悩む父王らの思いが絡み合う。王子と親友のポーサ公爵の、「走れメロス」で「泣いた赤鬼」風の話がハイライト。

  • takeakisky さん

    一幕一場で、すきっと物語の背景、背骨、大枠が共有され、その鮮やかさに、おぉとなる。しかし、100年前の芝居的日本語。スペインの話なのに、台詞を追うにつけ、武家の騒動か、妖魔の姫かと、気分が勝手に漂流気味に。四幕、話が一気に込み入ってくる。ポーサ侯爵の真意が観ている方にも分からなくなってくる。五幕、大僧正の気味の悪いこと。人間離れした帝王より、更に遠く人間から隔たった狂信者。重厚で熱いドラマだが、相反する清冽さを若者たちからは感じる。理想の世界、弱い。汚れた世界、よく分かった。この辺りのバランスがちと残念。

  • MaRuTaTSu さん

    過去の研究や議論のおいて、この作品の真の主人公は誰かということがテーマになっているみたいだが、自分としては、この作品は間違いなくドン・カルロスの物語だという意見。ポーサはあくまで話の展開に関わる人物。 ただ、第三幕第十場における彼と国王フェリペ二世との対話の場面明かされるポーサの夢見る社会やその思想は、シラーの詩『歓喜に寄せて』の一節を思わせるような、本当に素晴らしいものである。

  • adhvanya さん

    「人を助けたいならまず人並みになってみなければならない」これはいい言葉だ。

  • 彗 さん

    自分の婚約者であった人が父と結婚して母になるという話だ。親子関係も悪いに近く、そんな父との衝突も多い。人間関係に呑まれる登場人物が読んでいてすごく辛い。 ポーサ侯は、カルロスのことを第1に考え最後は死に至る。他人を第一に考える人が悲しい結末に至るのはフィクションでも同じなんだと思った。

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