審判 カフカ小説全集

フランツ・カフカ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560047026
ISBN 10 : 4560047022
フォーマット
出版社
発行年月
2001年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,333p

内容詳細

ある朝、銀行員ヨーゼフ・Kは突然逮捕される。いかなる理由による逮捕なのか、その理由を突き止めようとするが、彼にはわからない…。不条理に満ちた現代社会を活写した世紀の名作。

【著者紹介】
池内紀 : 1940生。1965年東京大学大学院修了。ドイツ文学者。主要著書に「諷刺の文学」「ウィーンの世紀末」「カフカのかなたへ」「見知らぬオトカム」。主要訳書に「カフカ短篇集」「カフカ寓話集」J.ロート「聖なる酔っぱらいの伝説」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シッダ@涅槃 さん

    図書館本。訳者違いの再読。大学のとき哲学の先生が「授業を座って受けず立って歩いて小教室を出て行く自由はあるのに、なぜそうしないのか?」と問うた。そこに皮肉や意地悪さはなく、授業の流れとして問うたのだった。この問いは有名な「掟の門」の逸話に辿り着くが、僕が驚いたのはその直前主人公ヨーゼフ・Kが教誨師に呼び止められて結局「掟の門」の話と議論を聞き、混ざってしまうことだ。当然立ち去る自由はあり、また「苛立っていた」「疲れていた」「呆れた」など理由付けしてもいいのだが、立ち去らない……(立ち去れない)。

  • 秤 さん

    「だれかが謗ったにちがいない。悪事をはたらいた覚えがないのに、ある朝、ヨーゼフ・Kは逮捕された」読み終えて、しばらく唖然とした。わからないまま読み進めて、遂にわからないまま終わってしまったからだ。不気味なことに、その最中は展開に対する疑問が次第に消えていた。失踪者(アメリカ)と比べると、流れが掴みにくい。場面がそれぞれ独立しているように思えて……実際、カフカの友人であり編集のマックス・ブロートがしたように、順序を入れ替えて出版することが可能だった。ケラケラ笑えて、情緒不安定(感情>理性)で自己愛の強い→

  • ホレイシア さん

    やっぱり昔はわかってなかったよ。ある程度の年を経てわかることってあるんだな。

  • hirayama46 さん

    カフカを語られる際によく使われる言葉である「不条理」のかたまりのような作品。まったく合理の通じない狭い世界を仔細に描いた筆致はなかなかよそでは味わえないものでした。/この全集は、最終的に作品に用いられなかった断片も収録されているのが良いですね。ああでもないこうでもない、と試行錯誤する過程が興味深いです。

  • TomohikoYoshida さん

    銀行の支配人Kは、下宿に押しかけてきた監視員に逮捕を宣告される。しかし、収監されるわけでもなく、銀行員としての日常を過ごし、ときおりどこかのアパートの屋根裏にある裁判所に呼び出され…。 カフカの小説の中で、一番好きなのがコレ。

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人物・団体紹介

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フランツ・カフカ

1883‐1924。チェコのプラハ生まれ。父母はユダヤ人。法学博士号を取得後、労働者傷害保険協会に勤め、サラリーマン生活を送りながら執筆を続ける。生前はほとんど無名で、出版された作品もごくわずか。その作品は、何が書かれているか細部はクリアだが、全体としてどういう意味なのか、さまざまな解釈を呼ぶ。19

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