大審問官 自由なき楽園の支配者

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784892570506
ISBN 10 : 4892570508
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
追加情報
:
19cm,96,32p

内容詳細

気がつけば、奴隷。人はもっと自由に生きられるはずだ。わたしの「自由」は、わたしの自由。神とは何か、自由とは何か。自由と権力の根源を考える、「カラマーゾフの兄弟」の精髄。

【著者紹介】
フョードル・ドストエフスキー : 1821‐1881。ロシア帝政末期の作家。モスクワの貧民救済病院の医師の次男として生まれ、15歳までモスクワの生家で暮らす。1846年、処女作『貧しき人々』が批評家ベリンスキーに激賞される。その後、空想的社会主義サークル会員となったため、1849年に官憲に逮捕される。死刑判決を受けるも、処刑間際で特赦が与えられ、1854年までシベリアで服役。この時の体験に基づいて『死の家の記憶』を著す。刑期終了後、兵士として勤務した後、1859年にベテルブルクに帰還。その後『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』などの長編を発表。その著作は、世界の文学にいまなお新鮮な影響を与えつづけている

秋津太郎 : 東京生まれ。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Jas さん

    難しい。犀の角のようにただ独り歩め。

  • 保山ひャン さん

    カラマーゾフの兄弟の大審問官の部分の新訳と、松岡正剛さんの解説(千夜千冊からの転載)。ロシア語原文も収録されていた(全く読めなかった)。自由と神、奇跡と神秘と権威、松岡正剛さんによると「いったいこの世界に他人を赦す権利をもっている者などいるのだろうか」というイワンの主張。大審問官や悪魔の態度、言動が現代ではむしろ正しく見えてしまっているだけに、考えさせられる。

  • Tonex さん

    ロシア語原文テキストを眺めていたら、こういうのが読めたら楽しいだろうなあという気持ちになるが、そもそも英語すら読めないのにロシア語なんてとんでもないことである。/松岡正剛の解説は「千夜千冊」からの転載だった。

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