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ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読むこと、生きること

フィルムアート社編

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845921294
ISBN 10 : 4845921294
Format
Books
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

現代アメリカ文学を代表する作家ジョージ・ソーンダーズが、ロシア文学の巨人たち―チェーホフ、ツルゲーネフ、トルストイ、ゴーゴリに新たな命を吹き込む。珠玉の短編小説7本を読み解く、創作と人生のヒントに満ちた文学講義。

目次 : 荷馬車で―アントン・チェーホフ/ のど自慢―イヴァン・ツルゲーネフ/ かわいいひと―アントン・チェーホフ/ 主人と下男―レフ・トルストイ/ 鼻―ニコライ・ゴーゴリ/ すぐり―アントン・チェーホフ/ 壺のアリョーシャ―レフ・トルストイ

【著者紹介】
ジョージ・ソーンダーズ : 1958年生まれ。卓越した想像力とその寓意性で現代アメリカ文学を代表する作家。『リンカーンとさまよえる霊魂たち』(上岡伸雄訳、河出書房新社)でブッカー賞を受賞。シラキュース大学教授として文芸創作を教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くさてる

    大学で19世紀のロシア作家の短編を通じて創作を教えている著者(本人も作家)。まるでその授業を受けているかのような読書体験でとても面白かった。トルストイやツルゲーネフ、チェーホフといった有名作家の短編から、創作にとって必要なエッセンスやテクニックを抜き取って解説する手技も刺激的だったけれど、それらの優れた短編をより深く読み込むことができた気がする。創作を志す人はもちろん、ただ小説を読むことが好きな人にお薦めしたい。なぜ、私たちは小説を面白いと思い、読み進めてしまうのか。そんなことを思いました。おすすめ。

  • ポテンヒット

    「はじめに」から心を掴まれ、この授業は面白いに違いないと確信。テキストとなるチェーホフ、ツルゲーネフ、トルストイの短編が掲載されており、それらを解剖学的に読み解き、著者が作家となり本を書くプロセスも惜しみなく書かれている。一番難解と思われるゴーゴリ「鼻」の解説で、ミスコミュニケーションという観点が新鮮且つ現実味が増す。ヘミングウェイ山とくず山の話は作家だけでなく、読者にも当てはまると思う。色んな本を読んで自分の山を築き上げる。読書の楽しさを十分に味わえて心豊かになる授業だった。

  • ハッカ飴

    読み応えがありました。大学の授業を受けている感じで。半分以上評論であるのに、最後のあたりでは涙ながらに読みました。短編小説の読み方をていねいに教えていただいた気がします(自分が「書く」というところまではいたりませんが)。ロシアの短編小説をもっともっとたくさん、たくさん読みたくなりました。軽く、暖かさや優しさを感じる小説を読むことも多いけれど、がっつり「考える」ところまで導かれる短編小説を。

  • brzbb

    最高の文学講義だった。チェーホフ、トルストイ、ツルゲーネフ、ゴーゴリの短編を取りあげ、1ページ1ページ、1行単位でその部分が小説のなかでどのように機能しているか精読していく。取りあげられる作品は丸ごと収録されているのでロシア短編小説アンソロジーとしても最高。とくに「主人と下男」。ゴーゴリ以外はぜんぜん読んだことなかったのでもっと読んでみたいと思ったけど、一人で読んでもここまで深く読み取れるか自信がない。著者自身の小説作法、デビュー前はヘミングウェイのような小説を目指していたことなども語られる。

  • moon-shot

    もちろん読書なんて自己流で読めばいいんだけど、こういう見事な解説を読むと今すぐロシア文学を片っ端から読みたくなる。元々は作家志望の学生向けの講義をまとめたものですが、決してハウツー物ではなく具体的な問いかけと的確なアドバイス(「脱線のようなこの一文がもしなかったら?」「もし物語がここで終わったらどう思う?」)に溢れていてもう眼からウロコ!こんな授業なら受けてみたい。「小説を読むと心のあり方がしばらくの間変わる。世界のことを今以上に意識するようになる。」ソーンダーズ先生、とりあえずチェーホフを読んでみます。

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