フィリップ・K・ディック

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? ハヤカワ文庫

フィリップ・K・ディック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150102296
ISBN 10 : 4150102295
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,319p

内容詳細

第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では生きた動物を持っているかどうかが地位の象徴になっていた。人工の電気羊しかもっていないリックは、そこで火星から逃亡した〈奴隷〉アンドロイド八人の首にかかった賞金を狙って、決死の狩りをはじめた! リドリー・スコット監督の名作映画『ブレードランナー』原作

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形而上学的SFの金字塔。なんて堅苦しい話は...

投稿日:2012/10/07 (日)

形而上学的SFの金字塔。なんて堅苦しい話はなしで読み物として楽しい。人間であるとはどういうことなのか。アンドロイドという存在を通して降りかかってくる疑問。映画ブレードランナー、とはまた違った深みがあります。

あおQ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    冒頭から結語に至るまで、一貫して展開される終末世界に圧倒され、呑み込まれる。これほどの読書体験は、年間にもそれほど得られるものではない。最初はアイデンティティが問われているのかと思ったが、テーマは一層の深層にあるようだ。一方には生命への根源的な問いがあり、また一方にはどこまでも得られない、そしてそうであるからこそ渇仰される愛への痛切で哀切なまでの希求がある。そうだ。生きていることはそれ自体で奇跡的なことであり、同時に存在すること、それ自体で哀しみを背負うことだ。終わり近くの蜘蛛のエピソードは絶妙だった。

  • ヴェルナーの日記 さん

    いわずと知れた映画『ブレードランナー』の原作となる一冊。著者ディックの世界観は、概ね共通したパターンがあって、第3次世界大戦後の世界という設定である。地球は核の嵐に襲われ、地表の大半を放射能にさらされた。殆ど雲に覆われて酸性雨が常に降っている。大半の生命は失われて人工物へと代わり、人類は厭世観に捕らわれ、徐々に絶滅へと向かう。そんな退廃した世界で人間は、どう生きるのか?絶望の先に何かあるのだろうか?救いはあるのか?と、それでも生きることへの希望を捨て去ることの出来ない人類の苦しみがテーマになっている。

  • 吉野ヶ里 さん

    アンドロイドと人間の違い。アンドロイドは共感を持てないとかなんとか、現代社会で、はたまたこれからより未来で、人間は共感を失っていくような気がします。アンドロイドにも感情があって、夢を抱く、もしかしたらある程度の共感を持つこともあるのかもしれません。結局、リックは人間だったんでしょうかね、あるいはアンドロイドだったんでしょうか。タイトルの感じだと、アンドロイドだった方がなんとなく腑に落ちる気もしますが、考え過ぎだと言われれば確かに。こういうふふふ、が娯楽小説の醍醐味ですよね。

  • ハッシー さん

    『生物とロボットの境界線』▼もし人間の記憶が移植でき、思考回路がプログラミングでき、脳がコンピュータに取って替えられたら、自分が人間なのかアンドロイドなのか判断が難しい。本作では人間とアンドロイドの違い感情移入(エンパシー)と説明されている。▽問題なのはアンドロイドが人間に共感することはないが、人間はアンドロイドに感情移入できることだ。人間とアンドロイドが戦うと、相手の痛みが苦しみを無視できるアンドロイドの方が有利になる。▼結局、「人間らしさ」とは相手のことを思いやれるかどうかにかかっているみたいだ。

  • 徒花 さん

    映画しか見たことなくて初読みだったけど、映画よりも断然おもしろかった。思ったよりも読みやすい。放射能灰に汚染された地球で、他の惑星から脱走したアンドロイドの処理を生業とするバウンティ・ハンターが、6体の超高性能アンドロイドの処理をしていくストーリー。見た目の見分けがつかなくなったとき、人間とアンドロイドを分かつものとはなにか。そもそも人間とアンドロイドを分ける意味とは何か。SFの王道的テーマに真正面から斬り込んだ名作。

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