フィリップ・マティザック

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古代ローマ旅行ガイド 一日5デナリで行く ちくま学芸文庫

フィリップ・マティザック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480098719
ISBN 10 : 4480098712
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

商品説明

タイムスリップして古代ローマを訪れるなら? そんな想定で作られた前代未聞のトラベル・ガイド。必見の名所・娯楽ほか情報満載。
カラー頁多数。

内容詳細

人口も規模も世界最大の、古代都市ローマ。タイムスリップしてそこを訪れるとしたら?そんな想定で作られたのが、このトラベル・ガイドブックだ。イタリアまでの船旅の手配、快適な宿屋探しのコツ、お得なショッピング情報等々、アドバイスが満載。豪華な宮殿、にぎやかなフォルム、豪壮なパンテオンやユピテル神殿など名所はもちろん、公衆浴場や売春宿、戦車競走や剣闘士の死闘などのエンターテインメントまで、あますところなく紹介。ローマ豆知識コーナーや、多数のカラー図版、役に立つラテン語会話集を完備した文庫オリジナル。いまだかつてだれも思いつかなかった観光案内。

目次 : 第1章 行きかた/ 第2章 ローマ周辺/ 第3章 泊まる/ 第4章 出かける/ 第5章 ショッピング/ 第6章 法と秩序/ 第7章 楽しむ/ 第8章 宗教/ 第9章 見どころ/ 第10章 ローマを歩く

【著者紹介】
フィリップ・マティザック : オックスフォード大学セントジョンズ・カレッジにおいてローマ史で博士号を取得。ケンブリッジ大学成人教育校のeラーニングコースで古代ローマ史を教えている

安原和見 : 翻訳家。鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kouro-hou さん

    永遠の都をまだ見たことのない外国人や属州民に向けて書いた形式の古代ローマ観光ガイド風解説本。設定は西暦200年頃だがローマ帝国崩壊後にも触れているのは秘密。入国ルート(季節風大事)や両替、お買い物(当時は全手工業なので完成品は高価。みんな材料で買って自作する)、安全な宿の見分け方(冬は物理的に潰れる事も)、治安(基本は自力救済)、有名銭湯や記念碑、祭りの由来解説等々を見てきたかのように書いてあるw 異文化解説の手法としてはなかなか上手い。巻末のラテン語コーナーも「命だけは助けてください」等と実用度満点?

  • サアベドラ さん

    不幸にもまだ永遠の都を訪れたことのない、哀れな属州民やペレグリヌス(外国人)のために書かれたローマ観光ガイドブック。著者は属州ブリタンニア出身のローマ事情通。ローマへの行き方、宿の選び方に名所旧跡ガイドのほか、公共浴場一覧に剣闘士競技観戦ガイドなどもついており、本書を読めばあなたのローマ旅行も大成功間違いなし。巻末にラテン語会話フレーズ集もついているので、道中ローマ人に話しかけられても安心(不穏な状況を想定している例文が多い気がするが、きっと気のせいである)。

  • Nat さん

    少し前に購入したが、ようやく読み終わった。面白かった。そして、またローマに行きたくなった。来年の夏はまたイタリアへ行こう!と友達と話しているけど、相変わらず円安だから、どうなることやら。

  • A.T さん

    西暦200年頃、といえば帝国が最も勢力を広げていた時代の「ローマ観光ガイド」を作ってみた…とユニークな編集。ポンペイなどの落書き、キケロや多くの学者の書簡、語録からの引用も生活感や時代精神が感じられる。ローマ帝国の歴史に知識がなくても好奇心が刺激されるので、その1800年後の現在からでも、ローマ帝国を旅してみたくなる。コロナが収まったら絶対に行かないと! その時は巻末の「役に立つラテン語会話」はぜひ使ってみたい。

  • rosetta さん

    現代人がタイムスリップしてローマに旅行する体で書かれたガイドブック。シリーズでアテネ編もあってそれは既読。なんか読んでいると古代ローマと江戸がところどころ被って見えてくる。衛生状態は良くないし短命だし、それでも明日の心配なんかしないで生きて暮らしている。巻末に便利なラテン語会話集付き。本文もそうだけど「殺さないで。お金は全部あげます」とか、ユーモアと皮肉がたっぷり。図版は綺麗だけど地図がもっと丁寧で解りやすければもっと良かった

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