ピーター・ダグラス・ウォード

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地球生命は自滅するのか? ガイア仮説からメデア仮説へ

ピーター・ダグラス・ウォード

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791765201
ISBN 10 : 4791765206
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,273,21p

内容詳細

「母なる地球=ガイア」での共存共栄は幻想にすぎず、生命は互いに凄惨な共倒れを繰り返してきた。この星はいわば「死を招く母=メデア」だ。注目の生物学者が大胆な仮説で、生命40億年史の衝撃的真相を提示する。

【著者紹介】
ピーター・ダグラス・ウォード : 古生物学者。ワシントン大学教授(生物学、地球・宇宙科学)。「地球生命の定義」や「大量絶滅」といったテーマを切り口に幅広い執筆活動を続けており、TVでの活躍も多い

長野敬 : 河合文化教育研究所主任研究員。自治医科大学名誉教授。生物学・生命論専攻

赤松眞紀 : 自然科学系の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hsg さん

    ガイア仮説とそれに基づく盲目的な環境保護主義や,それから派生したニューエイジ的な考えを批判し,生命は基本的に個体の生存と増殖しか考えていないことから,それ自体最終的に自身の生存に適した環境の破壊をもたらすと主張する一冊.自身の生存に適さない環境下で,環境に合わせてダーウィン的進化により適応する真核生物に対して,化学物質の放出などを通して環境の変革を試みる原核生物という対比を出し,その意味で人類は原核生物的であると述べているのが面白いと思った.

  • GASHOW さん

    地球はこれまで5回くらい隕石由来の大量絶滅を経験している。隕石がない、スノーボールという地球の凍結の生命の絶滅もある。外的要因だけでなく、人類が滅ぼすことも可能なのだと思った。

  • 原玉幸子 さん

    地球上の生命体に関わる炭素や気温は、海水や太陽エネルギー他の「大きな枠組み」の中で調整されており、その循環や調整機能の仕組みこそが生命(体)であるとの説が『ガイヤ仮説』で、地球の過去の地殻・気候変動の全ては生命体を常に絶滅の危機に晒して(生命は辛うじて生き残って)来たとの逆の見解が著者の主張する『メデア仮説』です。科学的見地から読み込もうとすると退屈ですが、何に惹かれ何に怯えているのだ、との哲学・宗教的感覚を意識しつつ小説として読めば(SFっぽいところもあり)面白いです。(◎2017年・夏)

  • 47 さん

    自然に還る事で果たして本当に地球は、生命は生き残れるのか。そして還るべき自然とは一体何処にあるというのか。増え続ける人類はかつての微生物と同じ道を辿るのかどうか、文明の発展の先に何があるのか。みんなが同じ想いを共有する前に、取り返しの付かない線を超えてしまうのか。考えさせられる。

  • YTY さん

    地球史における大量絶滅事件やWalker Feedbackの話が主で、意外とまともな内容だった。

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ピーター・ダグラス・ウォード

古生物学者。ワシントン大学教授(生物学、地球・宇宙科学)。「地球生命の定義」や「大量絶滅」といったテーマを切り口に幅広い執筆活動を続けており、TVでの活躍も多い

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