ピエール・マッコルラン

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黄色い笑い / 悪意

ピエール・マッコルラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336072559
ISBN 10 : 4336072558
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
284p;20

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HANA さん

    「黄色い笑い」「悪意」の中編二作を収録。笑い死ぬ奇妙な病のパンデミックによる世界滅亡を描いた「黄色い笑い」が、ジャストタイミング。現実は幸いにも秩序を保っていたが、文明崩壊をミクロな視点から描いた中に奇妙なユーモラスと諦念が交じり合って忘れがたい印象を残す。個人的にはもう一方の「悪意」が何とも捨てがたい味を持っている。例えるならエーヴェルスとかシュトローブルといったドイツ怪奇小説を読んでいるような、よくわからないもやもや感を覚えるのである。澁澤龍彦推薦という事で読んだが、正直期待以上の一冊であった。

  • とうゆ さん

    2編とも、今に何か起こるのではという不穏な空気が漂っており、著者の暗い人間観が伺えた。悪意では主人公は退廃に溺れ、愛人と隣人たちに訳も分からぬうちに嵌められてしまう。人はその表情の下に何を隠しているかわからない、正に悪意の話だった。

  • OHNO Hiroshi さん

    『黄色い笑い』黄色いところからきた謎の「笑い病」笑いながら死ぬ。主人公の父親がたくさんの言語を操れるが、逆に言葉を発するのに、難がある、それも面白かった。

  • 麻耶 さん

    最初は時代特有の男性中心、差別的な視点に少し辟易とさせられたが慣れてくれば作品の悪趣味さや俗悪さを露悪的な時代の頽廃として楽しめるようになった。個人的には「悪意」の方が好み。魂が腐っているというのはさもあらん。解説によれば「世紀末モンマルトル系作家のペシミスティックな空元気」とのこと。「悪意」の結びの「文明の終焉は饗宴の延長にしか見えないものだ」という一文が印象的。そういう時代の空気があったのだろう。 出てくる人間がどいつもこいつもろくでもない人間ばかりだった。

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