ビアンカ・ピッツォルノ

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ミシンの見る夢

ビアンカ・ピッツォルノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309208206
ISBN 10 : 4309208207
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
277p;20

内容詳細

19世紀末、階級社会のイタリア。お屋敷に通って針仕事を請け負うなかで知った、上流家庭の驚くべき秘密とは―ミシンひとつで自由に力強く人生を切り開いた小さなお針子の波瀾万丈の物語。

【著者紹介】
ビアンカ・ピッツォルノ : 1942年サルデーニャ島サッサリ生まれ。イタリアにおける児童文学の第一人者。国営放送RAIで文化番組に携わった経歴があり、戯曲、テレビ脚本も執筆した

中山エツコ : 1957年東京生まれ。東京外国語大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。ヴェネツィア大学文学部卒業。ヴェネツィア在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    表紙はミシンを使う女性の絵だ。イタリアで流行病により両親を失った主人公は、ミシンを使い洋裁を仕事にする祖母に育てられる。作者は敢えて主人公に名前を与えない。彼女のような女性は、当時のイタリアにいくらでもおり、彼女の境遇に自分を重ね合わせれば、名前などなくとも共感を呼べたからだ。彼女の右手はミシンのハンドルを握っている。そもそも最近の家庭科では電動ミシンを使っているのではないか。私の頃はまだ手回しミシンが一般的で、電動ミシンになった頃は、足の加減がわからず戸惑ったものだ。物語の中でもミシンの変遷が描かれる。

  • 長くつしたのピッピ さん

    両親を亡くしお針子の祖母に育てられ「手に職をつけて」祖母亡き後も立派に自立を目指す主人公。当時は階級の差も激しく服装も分かれていたようだ。既製服が出回るまでは、お針子に赤ん坊の産着に始まり下着や洋服までオーダーしていた。真面目で信用を第一に熱心な主人公の仕事ぶりは好感が持てる。階級差を気にしながらも真剣な恋に落ちた主人公があっけなく夫を亡くしてしまうのは余りにも気の毒だ。けれども再婚相手は職人階級で気を張らずに幸せになったようでほっとした。主人公の健気にがんばる姿が心地よい。若い人に読んで欲しい。

  • アヴォカド さん

    まずは成長物として面白かった。既製服の普及と大量生産によって、姿を消したお針子(サルティーナ)という仕事。布や服を何度も繕って直したりほどいて作り直したりして、ずっと大事に着続けるということが激減したのはイタリアも日本も同様だと思うが、それが行き詰まり問い直されだしている今、成長物やノスタルジーだけでなく、大事なことがたくさん詰まっているように思う。布や服を大事にするとは何か、人生にとって服とは何か。女性が仕事を持ってお金を稼ぐことの意味なども。

  • ズー さん

    イタリアでもやはり階級社会が色濃い時代があったんだなぁ。主人公のあまりに身分を気にしすぎる恋の道中に若干イラッとさせられたけど、それほど身の程をわきまえないといけなかったんだろうね…。昔は布や服は貴重で、仕立て直したり、カーテン生地をドレスにしたり、それは大切に扱われて、お針子もなくてはならない仕事だったんだなぁ。多くの手芸ワードが出てきて、オッ!ってなった。実は謎のままのことがあるなとも思ったり。勘違いか。ちょっとラストは意外だったなぁ…。

  • belle さん

    表紙には可愛らしい少女とミシンの絵。よく見ると右手でハンドルを掴んでいる。本文を読み始めるとわかるが、主人公が持っているのは携帯できる手廻しミシンなのである。感謝の印にもらったミシンを抱えて、お針子として生きる少女はいったいどんな夢を見たのだろうか。少女が自立できたのは、職人として認められたい、との思いをしっかり持ち続けたからだろう。パリから届く素晴らしいドレスや丁寧に刺繍を施したリネン類の陰に、数えきれない涙の粒が光り、いつしか笑顔も生まれた。そしてミシンは今や電動、電子、コンピューターへ。

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