ビアンカ・ピッツォルノ

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あたしのクオレ 上 岩波少年文庫

ビアンカ・ピッツォルノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001142372
ISBN 10 : 4001142376
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
301p;18

内容詳細

プリスカ、エリザ、ロザルバのなかよし3人組のクラスに、とびきりきびしい先生がやってきます。正義感の強いプリスカは、怒りのあまり心臓がドキドキ、いまにも破裂しそうです。イタリアの子どもたちを夢中にさせたゆかいな学園物語。小学5・6年以上。

【著者紹介】
ビアンカ・ピッツォルノ : 1942〜。イタリアのサルデーニャ島生まれ。大学で古典文学を専攻したのち、映像理論について学び、国営放送局で子ども番組の制作にたずさわる。1970年から創作活動をはじめ、ファンタジーから写実的な物語、歴史小説など、幅広い読者層にむけた多彩な作品を発表。現代のイタリア児童文学界を代表する作家として活躍する

関口英子 : 埼玉県生まれ。大阪外国語大学イタリア語学科卒業後、翻訳家として活躍。児童書、小説、ノンフィクション、映画字幕など幅広い分野を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かもめ通信 さん

    書店横断フェア「はじめての海外文学 vol.3」の1冊。訳者の解説によればイタリア語のcuoreは英語のheartと同じように、心臓だけでなく「心」や「胸の内」「気持ち」などいろいろな意味を持っているとということ。現代イタリアを代表する児童文学作家ビアンカ・ピッツォルノが、自身の子ども時代、1950年代のイタリアを舞台として作り上げ学園物語は、少女たちの夢や憧れだけでなく、激しい憤りや悔しさをいきいきと描きだしていた。

  • ぱせり さん

    各章と章の間に挟まれた、プリスカによる創作童話がとってもおもしろい。楽しい章ごとの振り返りでもあるが、心動かされるのは、子どもが、不快な現実を乗り越えるための手段として、体験したことを物語にしたててしまう、その逞しい想像力と筆力だ。プリスカの将来の夢は、作家。きっとなれるよ。自分の子ども時代を題材にした作品で有名な作家になるよ。

  • いっこ さん

    サルデ―ニャ島の小学校に通うプリスカ、エリザ、ロザルバの物語。『小公女』のミンチン先生みたいな担任の、強烈なえこひいきに立ち向かっていくのが、凄い。今の日本なら 教育委員会に訴えられるような差別が続き、当時は親も社会も「しかたない」と考えたのだろう。紙できせかえ人形を自分で作って遊ぶところ、日本では切り抜けばいいものが市販されていたけれど、懐かしく思い出した。

  • timeturner さん

    大戦直後のサルデーニャ島の貧しさは知っていたが、これほどの貧富の差があったことに驚く。貧しいことが犯罪であるかのように振る舞うスフォルツァ先生、むかつくなあ。

  • ひとみ さん

    お話を作るのが大好きなプリスカと親友のエリザやロザルバが進級した4年D組を受け持つスフォルツァ先生は、規律を押し付け偽善的な言葉を口にしながら立派な家の子と貧しい家の子を公然と差別する酷い先生だった。先生の振る舞いに心臓が張り裂けんばかりに憤るプリスカはその思いを物語に吐き出し先生やごますりのクラスメイトをやり込める計画を立てるのだった…。戦争のダメージも生々しい50年代イタリアを舞台に繰り広げられる真っ直ぐな少女の物。明るく楽しいが先生の振る舞いは現代だと世界規模の炎上待ったなしだろう。感想は下巻で。

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