パトリス・ゲニフェイ

人物・団体ページへ

帝国の最期の日々 下

パトリス・ゲニフェイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562054596
ISBN 10 : 456205459X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;20

内容詳細

大きな傷痕を残した二つの世界大戦と、全体主義の失敗、16世紀から世界を支配していたヨーロッパの衰退で、歴史の終わりがたたえられ、帝国は虚栄の名のもと火刑に処せられたかのようにみえた。しかし、帝国は死すとも、帝国主義だけは永遠に死ぬことはない。その証拠が中国の驚くべき変身であり、あいも変わらぬロシアの復活、大国の重みを隠そうとしないアメリカである。世界の過去を知り、現在を理解するための歴史の重要な教訓がつまったかつてない歴史書。

目次 : 11 ナポレオンまたはフランスの夢の終わり―一八一二‐一八一五年/ 12 中華帝国の九つの人生/ 13 オーストリア王家の終焉―一九一八年/ 14 オスマン帝国の最期―一九一八‐一九二二年/ 15 第三帝国の最期の日々―一九四五年/ 16 原爆で解体された大日本帝国―一九四五年/ 17 イギリス帝国の後退―強国から影響力のある国へ―一九四五年から現在まで/ 18 フランスの植民地帝国の悲劇―一九四五‐一九六二年/ 19 ソ連の最期またはロシア帝国の二度目の死―一九八九‐一九九一年/ 20 アメリカ帝国は衰退に向かうのか?

【著者紹介】
パトリス・ゲニフェイ : 社会科学高等研究院に属するレイモン・アロン政治研究センター研究指導教授。代表的な著書に『革命と帝国の歴史』(ペラン社刊タンピュス・コレクション)のほか、とくに『ボナパルト』(ガリマール刊)は評価が高く、多数の賞を受賞している

ティエリー・ランツ : パリ・ナポレオン財団所長。執政政治と第一帝政の専門家としてすぐれた業績があり、ペラン社からは、『ウィーン会議』、『ヨーロッパの建てなおし―1814‐1815年』(ピエール・ラフュ賞を受賞)、他、著書多数

鳥取絹子 : 翻訳家、ジャーナリスト。著書の他、訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • to boy さん

    下巻は近現代の帝国の滅亡を記述。20世紀初頭ハプスブルク帝国の章は複雑怪奇でとても理解できなかった。仏人が記述した日本の章は原爆投下を肯定する内容など違和感を感じた。戦後の植民地からの独立を記した英仏帝国の章は二つの国の対応の仕方の差が面白い。独立させてもなお文化、経済で支配を続ける英国の深謀遠慮な策には舌を巻いてしまう。ポスト・アメリカの次の帝国がどこから出るのか、世界を支配する帝国はもう出ないのか、世界の動きに目が離せない。

  • y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ) さん

    下巻、上巻よりもメジャーな国が多い、こっちのほうが面白かった。

  • 水無月十六(ニール・フィレル) さん

    世界史上における「帝国」について、それぞれの興亡を国ごとに見ていく本。上巻未読の状態で読んだが特に問題はないように思えた。表紙から勝手にフランスナポレオン帝国のみに限った話だと思い込んでいたが、近現代の「帝国」と言える国家それぞれに関する内容で面白かった。上巻は古代から中世の内容のようなので、機会があれば読んでみたい。

  • 田中峰和 さん

    大日本帝国と第三帝国の共通性は、国民への洗脳だった。ナチ党員に限らず国民の多数までが、ドイツの敗戦を不可避と認めなかった。丁度神風が吹いて日本が逆転勝利すると信じるように盲目的な信者がいたのだ。国民にまで敗北の拒否を強いるため、プロパガンダによる錯覚も活用した。米軍兵士が上陸すれば婦女子は強姦されるので、自決するよう強いたため、沖縄戦では多くの若い女性が自殺した。日独ともに敗北に対する恐怖を植え付け、負ければ国がなくなると思わせ、国民を強制収容所に収容した。原爆開発前に敗戦を認めなかったのは日本の悲劇。

  • Teo さん

    上巻がそれなりに面白かったので下巻も買った。下巻迄来るとかなり知ってる範囲の歴史になるし身近にもなって来るので逆にあまり新しい知見は無かった。但し、外国の歴史家が日本近代史の大日本帝国をどう見ているのか、それに加えて現代の日本をどう見ているのかはなかなか見た事の無い部分だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

パトリス・ゲニフェイ

社会科学高等研究院およびレイモン=アロン政治学研究センターの研究指導教授。代表的な著書の『ボナパルト』(ガリマール社)は評価が高く、多数の賞を受賞している

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品