パトリシア・ハイスミス

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太陽がいっぱい 河出文庫

パトリシア・ハイスミス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309464275
ISBN 10 : 4309464270
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
421p;15

内容詳細

イタリアに行ったまま帰らない息子ディッキーを連れ戻してほしいと富豪に頼まれ、トム・リプリーは旅立つ。その地でディッキーは、絵を描きながら女友達マージとともに自由な生活をおくっていた。ディッキーに心惹かれたトムは、そのすべてを手に入れることを求め、殺人を犯す…巨匠ハイスミスの代表作。

【著者紹介】
パトリシア・ハイスミス : 1921年、テキサス州生まれ。45年に「ヒロイン」が雑誌掲載され作家デビュー。『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞を受賞。サスペンスの巨匠として多くの作品を発表。生涯の大半をヨーロッパで過ごした。1995年、没

佐宗鈴夫 : 1940年、静岡県生まれ。翻訳家。早稲田大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    映画のあらすじを何となく知っているだけだったので、それを追うように読んでいたら、最後に驚いた。とにかく、ドキドキハラハラする。心配で(心配してあげるような人ではないのだけれど)、いつバレるのかとページを捲る指が震えるようだった。同性愛的視点をすごく感じたのだが、訳者後書きを読んでなるほどと思った。そこで紹介されている丸谷才一氏の見方が興味深い。どう書いても、ネタバレになるので感想がきちんと書けないが、おすすめです。

  • Lara さん

    1955年(昭和30年)頃の時代は、生活、文化共に、今とは異なり、随分悠長で、のんびりした生活だったようです。ゆったりした雰囲気は、今ではなかなか味わえませんが。主人公、トム▪リプリーの独りよがりな生き方に付き合わされた、イタリア、南仏の旅模様でした。謎解きのSFとは違うようです。

  • まふ さん

    映画のアラン・ドロンやマリー・ラフォレをイメージしながら読み進めたがトムがディッキーを殺す場面が中ほどで出てきてしかも小さなモーターボートだ。映画と全然違うではないかと読んでいくうちにまた彼は殺人を犯す。一体最後はどうなるのか、と心配したが、ハイスミスの目論見は別のところにあった。まことにこれまでの推理小説をあざ笑うかのような幕切れであった。こうでなくっちゃ、ハナマル10個のサスペンスだった。G1000、推理100。

  • うらなり さん

    感動度4。主人公の人物描写が素晴らしい。完全犯罪を計画実行するのだがそれほど準備しているわけではないのでいろんなところでほころびが出て、そのたびに読者もハラハラする。ハラハラさせるところが作者の力量である。一か所不自然なのは、ローマ警察ロベリーニが若い警官と二人で、グリーンリーフになり切っていたリプリーとあって、後にベネチアでリプリーにあった時に同一人物と気が付かない、疑いを持たないというのはどう考えても不自然。映画とは全く異なる結末だが巨匠ハイスミスの素晴らしい作品でした。

  • ハスゴン さん

    久しぶりに、新訳で読み返してみたが、さすがにご都合主義な部分があるにせよ、主人公が追い詰められる場面とかは、新訳で読みやすかったし、楽しめました。今後の作品も読んでみようと思います。

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