パオロ・マッツァリーノ

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日本人のための怒りかた講座 ちくま文庫

パオロ・マッツァリーノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480433633
ISBN 10 : 4480433635
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
追加情報
:
304p;15

内容詳細

「怒りは悪」と思われがち。しかし、怒りを否定することは人間らしさを否定することです。仮に怒りを抑えたとしてもストレスがたまるだけで問題は解決しません。必要なのはコミュニケーション。身の回りの不愉快な出来事を引き起こしている相手と向き合い、誤解されずに怒りをきちんと伝える技術です。「知られざる近現代マナー史」を参照しながら、具体的な「怒る技術」を伝授する一冊。

目次 : はじめに むかしから叱れなかった日本人/ 1 叱りかたの三原則1「まじめな顔で」/ 2 叱りかたの三原則2「すぐに」/ 3 叱りかたの三原則3「具体的に」/ 4 怒りと向き合う/ 5 怒るのは正義のためではありません/ 6 注意するのは危険なことなのか/ 7 電車マナーの近現代史/ 8 犬とこどもと体罰と

【著者紹介】
パオロ・マッツァリーノ : イタリア生まれの日本文化史研究家、戯作者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ロア さん

    叱る・怒る・注意すると考えず、「交渉」というコミュニケーションを取るのだと、意識を変える。叱り方の三原則@真面目な顔でAすみやかにB具体的に→「すいませんけど、◯◯してくれませんか」言葉はソフトに、要求は具体的に。自分がこうしてほしい、と考えていることを相手にやってもらえないかと交渉する。相手の行為を不快に感じたら、我慢せずすぐに注意するのがポイント。相手が察してくれるだろうと期待して何も言わずに我慢するのは逆効果。相手は「周囲に受け入れられている、このくらいならOKなんだ」と判断してしまうから。

  • Saku さん

    怒らない事というか内心は怒っているのだけれど、それを表現しないことが美徳であるかのような風潮に喝を入れる本。怒るという事は意思を伝える事と認識すれば心理的な抵抗感も無くなるかもしれない。著者によれば他者に対して怒りを表現するのは資格ではなく権利として考えるべきらしい。なるほど「お前が言うな」と相手から言われても自分が不快と感じたならばそうするべきなのだろう。まあ、相手にもお前が言うなと言う権利はあるのだろうが。相手の感情や行動は相手のものなのだから。

  • 霜月ざら さん

    なるほど怒ることって難しいけど「交渉」「コミュニケーション」と考えればいいのか。叱りかた三原則「まじめな顔で」「すぐに」「具体的に」…って当たり前な気がするけれど出来ない人が多いのかな。特に「すぐに」実行しないとどんどん言い難くもなると思う。自分が不愉快な事を相手に伝えて、改善を求める。もちろん交渉がうまく行かないこともあるれど、確かに我慢するよりはマシなのかも。8章の「犬とこどもと体罰と」は色々と考えさせられる。日本人はぬるいのか、無関心なのか。

  • ふろんた さん

    怒っているのではなく交渉をしているのである。

  • SGM さん

    ★★★『怒る!日本文化論』の文庫化。単行本も読んでいたが、文庫化を機に再読。面白かったですね。パオロさんの著書の中では上位の作品。叱る、怒る、注意するというのを交渉という概念から捉え直すというのは感心しました。『怒りを消しても、ガマンしても、なにひとつ変わりません。かえってあなたの心を深い怒りで充たしてかき乱すし、世の中を1ミリも動かすことはありません。怒りはその原因となっている相手に正しく向けなければ意味がないんです。それが世の中をよくして、ひいては自分も心おだやかになれる唯一の方法です』(P114)

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