パウル・ツェラーン

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パウル・ツェラン全詩集 第2巻

パウル・ツェラーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791791774
ISBN 10 : 4791791770
フォーマット
出版社
発行年月
2012年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
696p;21

内容詳細

現実とは何かと鋭く問いかけ、狂気にむしばまれるなかで、詩作によって、あり得ない現実を獲得しようとしたツェラン。晩年に刊行された『息の転換』『糸の太陽たち』、生前既にツェラン自身によって印刷に付された『光輝強迫』、詩人自身の念入りな清書原稿に基づく『声の声部』を収録。

目次 : 息の転換(一九六七)((あなたは)/ (夢に見られないものに) ほか)/ 糸の太陽たち(一九六八)((瞬間 瞬間)/ フランクフルト、九月 ほか)/ 光輝強追(一九七〇)((聞いていた残り、見ていた残り)/ (かれを夜が駆った) ほか)/ 雪の声部(一九七一)((洗われず、塗られず)/ (お前は) ほか)

【著者紹介】
中村朝子 : 上智大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うた さん

    ツェランの詩は独特な切り詰められ方をしている。翻訳であることも相まって、それそのものが指し示されることはなく、詩の連なりのみからなんとか意図を想像できるところだ。そして翻訳自体の難しさを思わせる反面、日本語の詩としてもちゃんと響いてくるのが不思議だ。

  • つだしょ さん

    妻のジゼルにせよ、長男のエリックにせよ、悲劇。作品は、諦めともなんともいえない語の切り詰め方。読みはじめはわけがわからないが、しだいに何かが引っ掛かってくる。こういう言わなすぎる詩は好きだ。触発されたりもする……。

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