バールーフ・デ・スピノザ

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知性改善論 講談社学術文庫

バールーフ・デ・スピノザ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065342763
ISBN 10 : 4065342767
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
152p;15

内容詳細

本書は、主著『エチカ』で知られるバールーフ・デ・スピノザ(1632-77年)がその執筆活動の初期に残した代表作の一つです。
従来『神、人間および人間の幸福にかんする短論文』が最も早い著作と考えられてきました。しかし、近年の研究では本書『知性改善論』こそ、1656年後半から61年前半に書かれた最初期の論考である、という説が有力になりつつあります。アムステルダムにユダヤ人として生まれ、ユダヤの教育を受けたものの、1656年には破門されるに至ったスピノザが、デカルトやベーコンの哲学を会得した上で、「神」について、無限なる属性としての思考と延長について独自の見解を紡ぎ、語り始めた、画期となる著作です。
精神と全自然との合一の認識、永遠無限なるものへの愛、揺るぎない幸福の追求など、本書には『エチカ』のモチーフをはっきり見て取ることができます。おそらくは時間のなさゆえに本書は未完のまま放置されましたが、しかしその哲学は『エチカ』に引き継がれ、さらなる発展と深化を遂げていくことになります。その意味で、本書はスピノザが「哲学者」になる過程を記録した生々しいドキュメントであるとともに、著者自身による最良の『エチカ』入門でもあると言えるでしょう。
『知性改善論』については、長らく畠中尚志訳(1931年、改訳1968年)が読み継がれてきました。本書は、気鋭の研究者が最新の研究成果を取り込みつつ、充実した訳注とともに「今日の日本語」でスピノザを読めるようにと全力で完成させた待望の新訳です。

[本書の内容]
読者に告ぐ

〔導 入〕
〔方法の規定〕
〔方法の第一部〕
〔方法の第二部〕

訳 注
文献一覧
訳者解説

【著者紹介】
バールーフ・デ・スピノザ : 1632‐77年。ポルトガル系ユダヤ人として生まれたオランダの哲学者

秋保亘 : 1985年生まれ。玉川大学講師。専門は、西洋近世哲学・現代フランス哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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1632‐77年。ポルトガル系ユダヤ人として生まれたオランダの哲学者

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