バーバラ・h・ローゼンウェイン

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怒りの人類史 ブッダからツイッターまで

バーバラ・h・ローゼンウェイン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791773596
ISBN 10 : 4791773594
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;19

内容詳細

怒りの歴史をたどる現代人必読の書。怒りはジェンダーや人種によってどのように特徴づけられてきたのか。なぜ怒りが暴力と結びつけられてきたのか、そしてそれが誤ったつながりであることが多いのか。七つの大罪の中に含まれているにもかかわらず、美徳とみなされることもあるのはなぜか。古代から現代まで怒りに対する様々な思想と表現を通して、私たちの最も身近な感情に迫る。

目次 : 序論/ 第1部 (ほぼ)完全に否定された怒り(仏教/ ストア学派/ 暴力と新ストア学派/ 平和の王国/ 怒りの言葉)/ 第2部 悪徳として、そして(ときには)美徳としての怒り(アリストテレスとその後継者たち/ 地獄から天国へ/ 道徳感情)/ 第3部 自然な怒り(初期の医学的伝統/ 実験室のなかで/ 社会の子供/ 称賛される怒り)/ 結論 わたしの怒り、わたしたちの怒り

【著者紹介】
バーバラ・H.ローゼンワイン : ロヨラ大学シカゴ校名誉教授

高里ひろ : 翻訳家。上智大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アイロニカ さん

    図書館本。昨今流行りのアンガーマネジメントやネット炎上の類は一旦脇に置いて、人類が“怒り”としてカテゴライズしてきた情動(emotion)感情(feeling)情念(passion)を、宗教・哲学・自然科学がどのように扱ってきたかの歴史を辿り、現代の政治や人権問題に怒りの糾弾をする人々の心理へと繋げていくような内容である。極めて個人的な関心として、職場環境でネガティブな情動を感じたり爆発させたりすることの是非について考えることが多く、長期の憎しみと瞬間的な怒りの差異など単純化しない心構えに役立つと思えた。

  • Masako3 さん

    ★★☆ ヨーロッパ中世史などの専門家による、哲学や倫理学をメインとした変遷。かなり難解。怒りをあってはならない感情としたり、神学的に受け入れられる特例を作ったり(しばしば他民族の虐殺の理由にもなった)してきた歴史を膨大な引用文献を元に語る。最終章では、脳科学的解釈を加味した見解まで網羅している。

  • 読書熊 さん

    怒りをキーワードに人類史、思想史をたどる。面白い

  • Go Extreme さん

    感情の共同体のベン図(ほぼ)完全に否定された怒り:仏教 ストア学派 暴力と新ストア学派 平和の王国 怒りの言葉 悪徳として、そして(ときには)美徳としての怒り:アリストテレスとその後継者たち 地獄から天国へ 道徳感情・モラルセンチメント 自然な怒り:初期の医学的伝統 実験室のなかで 社会の子供 称賛される怒り 結論:わたしの怒り、わたしたちの怒り 怒りの道徳的意味と完全拒絶から大歓迎までのさまざまな態度 感情の共同体は快適 繭に包まれる=個人的・政治的可能性の否定

  • yn_rem さん

    怒りというものを、人がどういう風に歴史の中でとらえてきたのかということを、中世くらいまでは一部仏教、おおよそキリスト教についてをベースに説明、次に科学の発展とともに科学的に考えていった歴史、最後は現代の怒りについて書いてる本で、初めの方は面白く読んだんだけど、特に終盤、正しい怒りとは?ってのがいっぱい出てきて、なんかもうおなかいっぱいになってしまった。 ただ、何をもって怒りとするのか、怒りとどうやって向き合っていくのか、みたいなことをちょっと俯瞰で考えるきっかけになる本ではある

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