算数の天才なのに計算ができない男の子のはなし 算数障害を知ってますか?

バーバラエシャム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784265850365
ISBN 10 : 4265850367
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
31p;23X23

内容詳細

算数ならだれにもまけないと思っているマックス。ところが、トペル先生が計算問題をやるときに時間をきそわせるようになってから、算数ができなくなってしまいます。「どうして、ちゃんと家で勉強しているのに、テスト本番では頭も心もフリーズしてしまうんだ」とあせるマックス。ある日、マックスの両親は「算数のことで…」と学校からよびだされるのですが…。著名な数学者の多くが、じつは計算が苦手だったことをごぞんじですか?つまり、マックス同様、数の概念を理解する力と、九九を機械的に覚える力は必ずしもイコールではありません。目の前の計算問題でつまずいている多くの子どもたちにぴったりの一冊。本書はこのことを、ウィットに富んだ文と絵で、子どもや保護者に伝えてくれる作品です。

【著者紹介】
バーバラエシャム : 娘たちとともに、知能や創造性、学び、成功といった概念についてピアジェ理論から研究

マイク・ゴードン : ユーモアのあるマンガで世界的に知られたイラストレーター。1993年にアメリカのカリフォルニア州で仕事を始め、のちに国立漫画家協会の名誉ある賞の候補者にもなった。1999年からはイラストの線だけ描き、色は息子のカール・ゴードンがコンピューターグラフィックスで仕上げるといった共同作業を行っている

カール・ゴードン : イラストレーター・マイク・ゴードンの息子。1999年から、父マイクの描いたイラストの線をコンピューターグラフィックスで仕上げるという共同作業を行っている。グラフィックアートで学位を取得し、現在、妻と二人の子どもと南アフリカ共和国のケープタウンに住んでいる

品川裕香 : 教育ジャーナリスト。北海道大学大学院教育学研究院付属子ども発達臨床研究センター学外研究員。京都市教育委員会支援の必要な子どもプロジェクトチーム専門委員。前文部科学省中央教育審議会特別支援教育の在り方に関する特別委員会専門委員。元内閣教育再生会議委員。教育・医療・社会問題を異文化理解・予防的観点から取材執筆。国内外の教育現場(いじめ・不登校・虐待からLD・ADHD・アスペルガー症候群など特別支援教育、非行など矯正教育まで)、子ども・保護者・教師・支援者たちの思いを多角的に取材執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぱんにゃー さん

    【凹があっても凸を伸ばす(この本)】 「足し算は指を使うけれど、因数分解はパズルみたいで面白い♪」(高1、2の時に娘と一緒に勉強していて)こういう楽しみもありました(^ω^) /でもね 凸ってなに? 凸凹の比較?世間との比較?/ できない人の気持ちになれる。弱い人に寄り添える。など、彼らは”比較”や”競争”を超えた素晴らしいものを感じさせてくれる”存在”なのかも♪

  • Nyah さん

    「算数障害(ディスカリキュア・LDの一種)」算数ならだれにもまけないと思っている主人公マックス。だけど、先生が計算させるのに時間を測って競わされてから出来なくなった。皆にバカにされる。慌てなければできるんだけど。マックスはお兄ちゃんの教科書を借りて代数計算を解いてしまう。算数の概念はわかっているのに計算ができない算数障害であることを先生に気づかれ、特別クラスに入れてもらえる。日本だったらこういうの気づかれる事は難しそうだ。

  • tokotoko さん

    この本は、絵本の部分では、「算数障害」の主人公マックスの気持ちや、辛い現状、そして、ふと開いた突破口を伝えてくれます。あとがきでは、ハロウェル博士や訳者さんから、親や教師に向けて、支援を求める丁寧なメッセージが載せられています。強力に苦手な分野があるってことは、強力に得意な分野もあるって、私は思います。というか、そう考えるようになったら、毎日がとーっても楽しくなりました。この本のような天才も、どこかにいるかもしれません。いつか見つけて、周りの大人達みーんなで大事に育てたいなぁー!っていう野望を持ちました。

  • たまきら さん

    九九が早くできない。ぼくはばかなんだろうか…。そんな彼の算数ノートのいたずら書きが実は、というお話です。先に「算数障害についてのお話だ」と知っていたので、驚きがなかったのはちょっと残念でした。原著タイトルはなんなんだろう?と調べたら、「Last to Finish: A Story about the Smartest Boy in Math Class」。九九を早くそらんじることと、数式を解くことは同じことではない。多くの人に知ってほしいことです。

  • べるめーる さん

    小3のマックスは、九九が苦手。時間を計ってテストされると頭も心もフリーズしちゃう。それなのに、お兄ちゃんの数Tの教科書で覚えた代数はすらすら解けちゃうのだ!マックスは才能を見いだされて救われたが、大多数は苦手意識や自己否定に苛まれて辛いままになってしまう。子どもの怠慢と決めつけずにフォローすることは、子どもの心を守り育むためにも本当に重要なことだ。

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バーバラエシャム

現在、東海岸に3人の娘と一緒に住む。娘たちとともに、知能や創造性、学び、成功といった概念についてをピアジェ理論から研究している

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