デジタルで変わる子どもたち 学習・言語能力の現在と未来 ちくま新書

バトラー後藤裕子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480073969
ISBN 10 : 4480073965
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;18

内容詳細

小さい頃から動画をたくさん見るとどんな影響があるのか?SNSを長時間使う子は読解力が低い?紙とデジタル媒体では、どちらで読むほうが正確に読めるか?ICT教育のメリット・デメリットは何か?デジタル技術の急速な普及で、子どもたちの学習環境は大きく変化しており、考えるべきことは山積みだ。本書は、日本のみならず、海外の最新の研究をもとにデジタルと「学び」の関係を丁寧に分析する。これから先の教育を考えるうえで必読の一冊。

目次 : 第1章 デジタル世代の子どもたち/ 第2章 動画・テレビは乳幼児にどう影響するのか?―マルチメディアと言語習得/ 第3章 デジタルと紙の違いは何?―マルチメディアと読解力/ 第4章 SNSのやりすぎは教科書を読めなくする?/ 第5章 デジタル・ゲームは時間の無駄か?/ 第6章 AIは言語学習の助けになるか?/ 第7章 デジタル時代の言語能力

【著者紹介】
バトラー後藤裕子 : ペンシルバニア大学教育学大学院言語教育学部教授。同校Teaching English to Speakers of Other Languages(TESOL)プログラムディレクター。専門は子どもの第二言語習得・言語教育および言語アセスメント。東京大学文学部卒業後、スタンフォード大学教育学大学院で博士号(Ph.D.教育心理学)を取得。スタンフォード大学教育研究センターのリサーチ・フェローを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Nobu A さん

    バトラー先生著書3冊目。21年刊行。相変わらず学術書寄り。相変わらず示唆に富む。デジタルネイティブ世代とICT教育の関係性がテーマ。教育のデジタル化の変遷を紐解きながら、今後どうのように向き合っていくべきか最新の知見を基に緻密に分析し明晰な考察を挿入しつつ展開。テクノロジーが幼児や多感な年代の言語習得にどのような影響を及ぼすかのデータが蓄積不足の現実。まだ始まったばかりの黎明期。もどかしいが、現状を把握出来たのは収穫。デジタル・テクノロジーは今後も加速的に進化するだろう。結局、溺れずどう活用するかが鍵。

  • ユーユーテイン さん

    どんなことでも身体化がなされないと、自在に使えるようにはならない、ということが印象に残った。教育といえば「読み書き算盤」だったが、その身体化は達成された。現在はデジタル機器が登場して、その身体化の過程だと思った。デジタルを使った認識の仕方は、デジタルを使わない世代の認識の仕方とは異なる。デジタルネイティブ世代が養成すべき言語の力を、文法や語彙などの基礎的な言語の知識と、それを基にして言語を自律的、社会的、創造的に使う能力だと提示している。デジタルを取り入れた教育を考えるための示唆に富んだ本。

  • totuboy さん

    コロナ休校を期にGIGAスクール構想を強力に推進している現在。今一度、ICT教育の有効性を確かめる必要がある。タブレット端末はあくまでも「手段」であり、それさえ使えば何をやってもいいという「目的」ではない。しかし、オンライン授業や個別最適化の学び、ということが言われるようになり、それを勘違いしてしまっているきらいがある。本書ではあくまでも科学的な分析を試みている。結局はそれを人間がどのように活用するのか、ということが大切であり、人の手は絶対に必要だと改めて認識。

  • 元気伊勢子 さん

    デジタルとどう向き合っていったら良いのか考えてみようと一読した。早期教育と言われているが、早くやれば良いというものでもない。紙媒体を使用する方がコミュニケーションが増えるというのも確かにと納得した。

  • てくてく さん

    デジタル時代の学習・言語能力の習得に関する本。小学生に英語学習ゲームを作らせてみた研究と、コロナ禍の影響を受けたオンライン学習の国内外の教育業界の対応の箇所が興味深かった。ただ、著者が指摘する教師や保護者、社会の役割については、それに応えることができる保護者というのは、私も含めて存在し得るのだろうかと、そのあたりを可能にするためにはどうすべきなのだろうかと思った。

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