あやうく一生懸命生きるところだった

ハ・ワン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784478108659
ISBN 10 : 447810865X
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;20

内容詳細

「正直なところ、この選択がどんな結果を生むのか僕もわからない。“頑張らない人生”なんて初めてだ。これは、僕の人生を賭けた実験だ--」。韓国で25万部超のベストセラーが待望の邦訳! 他人の目を気にせず、自分らしく、頑張らずに生きることを決意した著者が贈る、生きづらさを手放すための言葉


目次
プロローグ 今日から、必死に生きないと決めた


第1章 こうなりたくて、頑張ってきたわけじゃない

何のために頑張っているんだっけ?
努力は必ず報われるわけじゃない
そもそも、やる気がなくても働ける
「人生マニュアル」を捨てて自分らしく
もう「金持ち」になるのはあきらめた
ほかの選択肢はないという「執着」
必要なのは、失敗を認める勇気
人生に「正解」を求めすぎたばっかりに
私だけの人生をうまく描くコツ
そこまで深刻に生きるものじゃない

第2章 一度くらいは思いのままに

年を取ってから遊ぶだなんて!
自由を売ったお金で自由を買っている
「何もしない」とは、究極の贅沢
人間関係の疲れを「ひとりの時間」で癒やす
“自分だけの人生”は失敗の上に成り立つ
たまには年齢を忘れてみる
「ムダ足」こそ、人生の醍醐味だ
あなたの内面はパンツに表れる
「やらかさなかった」後悔は後を引く

第3章 生きていくって、たいしたことじゃない

「やりたい仕事」なんて探しても見つからない
いつかはみんな会社を辞める
仕事にアレコレ求めすぎてない?
その「生きづらさ」は、あなたのせいじゃない
「正解社会」に必要なのは多様性
たとえ片思いに終わったとしても
ないならないなりに暮らせばいい
お金のために自由を後回しにしない

第4章 あやうく一生懸命生きるところだった

少しくらい遅れたって気にすんな
思い通りにいかないほうが正常だ
理想通りじゃない「現状」を愛する
人生に大切なのは「ひげ戦略」
普通で、つまらない毎日を幸せに過ごす
ダメな自分を認めたら、自尊感が増してきた
てっとり早く自分を不幸にする方法
「仕組まれた欲求」に惑わされるな
若い頃には戻れなくていい
何かを失うと、何かを得られる
大切なのは「結果」ではなく「物プロセス語」
人生、意外と悪くないかも

エピローグ さよなら、一生懸命の人生






著者
ハ・ワン
イラストレーター、作家。1ウォンでも多く稼ぎたいと、会社勤めとイラストレーターのダブルワークに奔走していたある日、「こんなに一生懸命生きているのに、自分の人生はなんでこうも冴えないんだ」と、やりきれない気持ちが限界に達し、40歳を目前にして何のプランもないまま会社を辞める。フリーのイラストレーターとなったが、仕事のオファーはなく、さらには絵を描くこと自体それほど好きでもないという決定的な事実に気づく。以降、ごろごろしてはビールを飲むことだけが日課になった。特技は、何かと言い訳をつけて仕事を断ること、貯金の食い潰し、昼ビール堪能など。書籍へのイラスト提供や、自作の絵本も1冊あるが、詳細は公表していない。


訳者
岡崎暢子(おかざき・のぶこ)
韓日翻訳・編集者。1973年生まれ。女子美術大学芸術学部デザイン科卒業。在学中より韓国語に興味を持ち、高麗大学などで学ぶ。帰国後、韓国人留学生向けフリーペーパーや韓国語学習誌、韓流ムック、翻訳書籍などの編集を手掛けながら翻訳に携わる。訳書に『Paint it Rock マンガで読むロックの歴史』、翻訳協力に『大韓ロック探訪記(海を渡って、ギターを仕事にした男)』(ともにDU BOOKS)など。

【著者紹介】
ハ・ワン : イラストレーター、作家。訳書に『Paint it Rockマンガで読むロックの歴史』(DU BOOKS)など

岡崎暢子 : 韓日翻訳・編集者。1973年生まれ。女子美術大学芸術学部デザイン科卒業。在学中より韓国語に興味を持ち、高麗大学などで学ぶ。帰国後、韓国人留学生向けフリーペーパーや韓国語学習誌、韓流ムック、翻訳書籍などの編集を手掛けながら翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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何歳になっても挑戦していいし、疲れきった...

投稿日:2021/06/18 (金)

何歳になっても挑戦していいし、疲れきったら休んだっていい。 心が疲れた時に読んで欲しい本です。

ぴっぴ さん | 福岡県 | 不明

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昔からの生活環境や性格上、HSPという心の...

投稿日:2021/06/18 (金)

昔からの生活環境や性格上、HSPという心の病を患いながら社会人生活を送っており、この所息苦しさを感じるようになった時にこの本に出会いました。本書は後ろから肩を優しくさすってくれるような暖かくも共感できる内容の数々で読み終わった時は一種の爽快感を味わうことができました。 これからも人生に息詰まりを感じたときには読み返したいと思います。

ぴたっきー さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いっち さん

    タイトルと装丁で内容が伝わる。一生懸命生きなくてもいい選択肢を、提示してくれる本。著者はイラストレーターと会社員をしていたが、40歳目前で会社員を辞めた。理由を「勝ち負けにこだわらない生き方をしてみたかった」と言う。出世や昇給を争う勝負から、離れてみたかったそうだ。その後は装丁のような脱力した生活。起きたいときに起き、食べたいときに食べ、寝たいときに寝る生活。私はうらやましさを感じたが、そうなりたいとは思わなかった。貯金を切り崩す恐ろしさに耐えられない。むしろ、今の自分の生活に満足していることに気づけた。

  • しげき さん

    心がフッと軽くなる本。でも楽をする事は意外と勇気がいる事だと思った。私はひょっとしたら頑張って仕事してる方向に逃げているのかもしれない··なんだか深い1冊です。

  • 速読おやじ さん

    なんか、最近こんなに一生懸命働いて、神経すり減らして(いや、人と比べると全然ですが、、自分史上最高に働いてるのですよ^ ^)、これで良いの?これがやりたかった事?幸せ?などと聞かれると、うーむそういうわけではないがと。。著者はなんていうか思い切りがいい、何もしない、大いに結構!だらだらしよう!くらいのテンションで読者に訴えかける。何もしないことは究極の贅沢。こうしなきゃいけないという壁を取っ払って、一度好きなようにしてみたい。変な意味で背中を押してくれる^ ^

  • mukimi さん

    人生に悩んだ時は読みやすい本より重厚な哲学書を、というのは敬愛する社会学者の言葉であるが、このほんわかしたイラストエッセイを読了した今、必ずしもそれは真実ではないと思う。それ程心の奥まで届き忘れられない言葉達に出会えた。ビビって力んで生きるより柔軟に生きた方が良いに決まっているし(これは20代の自分にかけたい言葉でありこれからもそう。)、些末な事象で気を紛らわせず自分の心の声を聞く努力は忘れたくない。人生は物語でありゴシップ記事の見出しではない(自分は、履歴書ではないに置き換えて納得)の喩えも目が開いた。

  • lily さん

    成功して欲しいもの全部手にした人の話より(どうせ遺伝子とか家系とかコネとか運も相当含んでいるから)お金も夢もないし、大した仕事量もこなしてないけど、背伸びせず、等身大の自分を語り、少しの知性と美的センスとユーモアで和ませる人の文章がお気に入り。窮屈な韓国社会に埋もれていた人だから、説得力は保証済みだし。そうそう、社会は糞まみれでも、自分の世界だけは美しくすることはできる。お金がなくても自由な時間と物語中毒があれば十分楽しんで生きていけるから。楽しいに頑張りはいらない。人生は楽しみ倒した者勝ちでしょ。

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