存在と時間 1 光文社古典新訳文庫

ハイデガー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334753177
ISBN 10 : 4334753175
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
466p;16

内容詳細

「存在(ある)」とは何を意味するのか?古代ギリシア以来の問いを「時間」において捉え、現象学的解釈によって解き明かそうとしたハイデガーの主著。1927年の刊行以来、哲学の領域を超えてさまざまな分野に大きな影響を与え続ける20世紀最大の書物。第1巻は序論までを収録(全8巻)。

目次 : 序論 存在の意味への問いの提示(存在の問いの必然性、構造、優位/ 存在への問いを遂行するための二重の課題。探求の方法とその構図)

【著者紹介】
マルティン・ハイデガー : 1889‐1976。ドイツの哲学者。フライブルク大学で哲学を学び、フッサールの現象学に大きな影響を受ける。1923年マールブルク大学教授となり、27年『存在と時間』を刊行。当時の哲学界に大きな衝撃を与えた。翌28年フライブルク大学に戻り、フッサール後任の正教授となる。ナチス台頭期の33年に学長に選任されるも1年で辞職。この時期の学長としての活動が、第二次大戦直後から多くの批判をうける。大戦後は一時的に教授活動を禁止された。51年に復職、その後86歳で死去するまで旺盛な活動を続けた

中山元 : 1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かわうそ さん

    デカルトもその思想を受け継いだカントもギリシア哲学以来の「存在」観から抜け出せませんでした。つまり、「ある」というものを漠然と理解したまま、要するに存在了解の元に自身の哲学を打ち立てていたのです。例えばデカルトであれば「私は存在する」ということが如何なる意味を持っているかということを検討していませんでした。そこで、そもそも存在とはどういうことかについて哲学したのがハイデガーその人であり、そのために存在とともに認識される存在性格である時間をも考慮に入れなければいけないのですね。

  • かわうそ さん

    この世には本文のみで読める本と誰かの解説なしには読み通せない本の2種類があると思います。ハイデガーの存在と時間は間違いなく後者です。 それは彼の文章が単に難解なのと、ある程度の哲学的前提知識が必要になるからで、本書の解説はそれらを手助けしてくれるのでありがたいです。『存在と時間』はカントの『純粋理性批判』とキルケゴールの『死に至る病』がベースになっているのは間違いなくて、本書に臨む前にこの2冊は最低でも読んでおいた方がいい気がしました。ハイデガーは神とそれ以外というこれまでの哲学のあり方を破壊したと

  • nami さん

    序章とその解説によって構成された第1巻。にも関わらずあまりにも難解で、読了までに2ヶ月かかった。幼い頃から自分が生きていることを不思議に、そして奇妙に思うことが時々あったが、大人になった今、言葉の力で《存在》を解明しようとするこの本を読めるようになったことを感慨深く思う。生きることを辛いと感じるのは、周囲に流されて本来の自分の生き方を模索することを忘れているから。「存在と時間」の「と」の部分に立つ私自身《現存在》にしか、《存在》を解明することはできない。広大で奥深い大著の入り口に立ち、軽い眩暈を覚える。

  • まこ さん

    ハイデガーさん師匠越えに挑む。古代ギリシアでは研究されていたけど、それ以降は半ば封印されていた存在に関して記した一冊。これに動詞の活用や言葉の意味も関わってくるとは。ドイツ語、ギリシア語だけでもいろいろパターンがあるからここに日本語が加わるとさらに難しくなりそうだ。

  • izw さん

    今年は読もうと決めた古典の一つ。いくつかの翻訳を比較して、一番新しい光文社古典新訳文庫に決め、読み始め、第1巻で序論を読み終えた。翻訳部分が171ページに対し、解説が291ページと、懇切丁寧に解説されている。これまで何度か読もうとして10ページと読めなかった難解な哲学書だが、翻訳もやさしく何とか読み通した後、解説を読み理解も進んだ。翻訳を再読中だが、ようやく納得しつつ読めるようになった。全8巻だが、現在第5巻まで発行されていて、完結するまであと2年くらいかかるだろうか。焦らずじっくりと読み進めたい。

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