ニコラス・クレーン

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緯度を測った男たち 18世紀、世界初の国際科学遠征隊の記録

ニコラス・クレーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784562071814
ISBN 10 : 4562071818
フォーマット
出版社
発行年月
2022年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
上京恵 ,  
追加情報
:
249p;20

内容詳細

地球の正しい形をめぐって、フランス科学アカデミーの見解はデカルト派とニュートン派とに分かれ対立していた。1735年、その真実をときあかすために、赤道へと派遣された測量隊の脅威の冒険とその成果を克明に描き出す。

【著者紹介】
ニコラス・クレーン : 地理学者、作家。2015年から2018年まで王立地理学会の会長を務めた。英国映画テレビ芸術アカデミー賞受賞シリーズCoast,Great British Journeys,Map Man,Britannia,Townのリードプレゼンターとしてのテレビ出演でも知られる。デイリー・テレグラフ、ガーディアン、サンデー・タイムズに寄稿。世界の七大陸すべてを旅しており、従兄弟のリチャード・クレーン博士と共に、地球上で最も外洋から遠い地点である「アクセス不能の極地」を特定し、初めて訪れた。ロンドン在住

上京恵 : 英米文学翻訳家。2004年より書籍翻訳に携わり、小説、ノンフィクションなど訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    1735年から、赤道での地球の緯度1度当たりの子午線を計測するために赤道へ向かったフランス科学アカデミーの遠征隊。その驚異の冒険と成果を克明に描き出す。祖国から離れるといろいろあるよね。でもありすぎ!

  • yooou さん

    ☆☆☆★★ 未知の南米の地において緯度3度分を三角測量して距離を測定したフランス遠征隊の旅は火山の噴火、地震、疫病、殺人などのアクシデントに見舞われ迷走の度合いを深めていく、しっかり調べられてよく描かれているのだけど、なにせ遠征隊の迷走ぶりがひどくて歯がゆい

  • 藤井宏 さん

    英国人地理学者の著の訳本。「地球は、南北両極に向かって縦長なのか、横長なのか?」の答えを見つけるべく、フランスの学者たちからなる測量隊が今のエクアドルに向かったのは、18世紀のこと。隊の出発の1735年から結論が得られたのは8年後の1743年。熱帯雨林から高地への大きく重たい機器を伴っての徒歩やラバでの移動、空気が希薄で冷涼な高山地帯での測量(高山病についてよくわかっていなかった)、アナログな観測機器での正確さの追求。たった1つの知見 を得るのにも知の探究には根気を要することがよくわかる良書です。

  • tsubaki さん

    実は地球は楕円体で、縦長なのか横長なのかを知るため、南米まで派遣された測量隊。 数ヶ月の足止めや不和や金欠は想定内として、病気になるわ刃傷沙汰があるわ、地震も起こるわで遅々として進まない。 しかし合間に音速の実験をしていたりと、あぁこの人たちは根っからの科学者なんだなと思った。 奴隷や召使いを使って過酷な環境で調査を進め、最後には成果を持ち帰ることができた。 名前が記されることなく亡くなった彼らが、どこかで報われればいいのに

  • Yasutaka Nishimoto さん

    科学的な本でなく、冒険・探検物としても弱い。おそらく正確に移動したところをトレースするには時代が古すぎるのだろう。

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地理学者、作家。2015年から2018年まで王立地理学会の会長を務めた。英国映画テレビ芸術アカデミー賞受賞シリーズCoast,Great British Journeys,Map Man,Britannia,Townのリードプレゼンターとしてのテレビ出演でも知られる。デイリー・テレグラフ、ガーディア

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