ナサニエル・ホーソーン

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緋文字 新潮文庫 改版

ナサニエル・ホーソーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102040010
ISBN 10 : 4102040013
フォーマット
出版社
発行年月
1983年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,284p

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読書メーターレビュー

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  • 扉のこちら側 さん

    2017年189冊め。【300/G1000】姦通罪により子を身ごもり、その罪により一生「A」(adulteress 姦婦)の緋文字を服につけて生きることとなったへスター。子どもの父親の名を明かさないことで、彼女が守りたかったものと背負いたかった罪。へスターと子の父親だけではなく、夫や成長した娘との関係描写がまた巧みで惹きこまれた。ところで私が読んだ新潮文庫版では、原書の序章が収録されていないようだ。他社の版では邦訳されているのだろうか。

  • ふう さん

    高校時代に一度読んだ作品ですが、宗教書のような難しい表現をどれほど理解できていたのか。記憶に残っていたストーリーも最後の方は違っていたような気がします。清教徒の町で、私生児を生んだ罰として、生涯胸にAの緋文字をつけることを命じられたヘスター。高校時代は多分そのことの理不尽さだけが印象に残っていたのでしょう。今回読み返して、その理不尽さに対して崩れ落ちることなく、信念をもって生き抜いた彼女の強さに胸を打たれました。相手の男性は人望の厚い牧師でしたが、神の教えに背いたことヘの罪の意識から逃れることは→

  • nakanaka さん

    場所は戒律の厳しい清教徒の町・ボストン。主人公・ヘスターは姦通の罪により産まれたばかり私生児を抱き晒し台で恥辱の身を晒された上、緋色の「A」の字を生涯衣服に付けることを言い渡されるところから話は始まる。子供の父が誰であるのかを決して明らかにしようとしないことが原因なわけですが、女性だけが罪に問われる姿には違和感がありました。時代背景や宗教上の問題などをもっと理解していればと悔やまれます。個人的にはヘスターの夫であったチリングワースが哀れだなという印象が強く残りました。

  • ゆのん さん

    読み終わるまで時間がかかり、我慢しながらの辛い読書だった。姦淫の罪で胸に『A』と刺繍された緋文字を付けられた女性。尋問され、晒し者にされても相手の名前を告げない。そんな中街に夫もやって来て復讐に燃える。一方、相手の男性は黙秘するも良心の苛責からかやつれ、寿命を削ってゆく。簡単に書くとこんな内容だが、相手の男性の言動に全く共感出来ず、夫を酷く悪者のように書いてあるが妻を寝取った相手に復讐するのはしょうがないと感じた。ラストはあやふやな終わり方で『う〜ん…』という感じ。会話文が殆ど無く、文章の区切りも長かった

  • nobi さん

    受難とその闘いの劇的な構成、格調高い文体はギリシャ悲劇のよう。全体として暗い色調でありながら、登場人物の意志の強さ、苦悩の果ての決意は、神々しい光を放って読者を包み込む。天使のような娘の「不穏な要素」と不気味な影のように寄り添う医者の配置も巧み。ヘスター・プリンとディムズデイル牧師は最後まで撹乱させられて、ついには彼らと同じように娘と医者の視線を感じてしまう。星座や森から神話を生み出した古代の力強く豊かな感性は、19世紀に生きるこの作家にもまだ備わっていて、この物語の奥行きの深さはそこからも齎されている。

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