テメレア戦記 8 暴君の血

ナオミ・ノヴィク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863897465
ISBN 10 : 4863897464
フォーマット
出版社
発行年月
2024年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
680p;20

内容詳細

南米大陸での任務を果たし、帰国の途につこうとしたテメレアとドラゴン戦隊の仲間たちだったが、ミエンニン皇太子の側近であった料理人ゴン・スーの招きを受け、一路中国を目指すこととなった。しかしその途上、ポテンテート号は激しい嵐に呑まれ、座礁してしまう。その頃、極東の島国の浜辺に、ひとりの西洋人男性が漂着した。しかも彼は、頭部に深い傷を負い、長きにわたる記憶を失っていた。“―「ウィリアム・ローレンス」と、男は口にした。そう、これが自分の名前。”各国のドラゴンたちとともに、記憶の深い淵をたどりながら、日本から中国、そしてロシアへと至る果てしない旅のゆくえは―。

【著者紹介】
ナオミ・ノヴィク : 1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。ジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)や、コンプトン・クルック新人賞を受賞。現在、夫と娘とともにニューヨーク市に暮らす

那波かおり : 翻訳家。上智大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tom さん

    4巻以降、眠りながら読み続けたような気分の竜の物語。ノヴィクならもっと面白いものを書くはずという期待があって、文句を垂れながら読み続けた。そして、この巻に至ってようやく面白くなる。まずローレンスが記憶を失う。英国に対する反逆、死刑判決も覚えていない。ここから話が錯綜、さらに中国の竜を率いてロシアに遠征、ナポレオンと闘うとう展開に。ローレンスもテメレアも頑張るが、ナポレオンの戦略もすごくて戦況は混とん。その中で、竜に対する差別と虐待が露わにされる。竜の目覚めが最終巻のテーマ。ノヴィク好みの展開になりそう。

  • もち さん

    「きみがどこかに行けば、きみが去ったあとに、世界がくつがえる」◆記憶を失い、日本に漂着したローレンス。決死の逃避行を遂げ、中国に渡った彼らは国家ぐるみの計略に巻き込まれる。進軍先のロシアで、過去も未来も含め、並び立つ者のいない「彼」との闘いに臨む――■シリーズ第8作。歴史が、竜が、そう牙を剥くのか。朧気に覚えている史実の掛け金が、竜の存在により捻れて逆さに噛み合う。時を超えた和解に微笑んだあと、戦役の急転換に魂まで凍てついた。どんな幕切れになったとしても、一人と一頭の血路を、見届けたい。

  • Miii さん

    ★★★☆☆ あちこち旅をしているから、この流れだと日本にも竜がいるって事になるよなって思い8巻を読み始めました。思った通りで嬉しかったです。 ローレンスとテメレアはたくさんの人と出会いました。最終巻でどうなるのか、楽しみです。

  • BECHA☆ さん

    波打ち際で目覚めた男は記憶を失っていた。時は1812年。鎖国中の日本・筑前国に流れ着いたローレンス。座礁したポテントート号の一行は外国に唯一開港している長崎を目指す。日本のドラゴンは水竜。記憶が戻らないまま旅を続けるローレンスの葛藤。アメリカの竜との出会い。中国・そしてナポレオンとの戦いはロシアへ。冬はいつ来るんだ!!と地団駄を踏んだ

  • 浮草 さん

    テメレア、日本にやってくる。ローレンスは記憶喪失…また中国に皇子として帰り、ロシアへ。地球を一周しているなぁ。知恵のある竜をどう扱うかが国の趨勢をきめているような…次が最終巻のよう。楽しみ。

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