ドロシー・L・セイヤーズ

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モンタギュー・エッグ氏の事件簿 論創海外ミステリ

ドロシー・L・セイヤーズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846019969
ISBN 10 : 4846019969
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
271p;20

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    販売員モンタギュー・エッグ氏もの。なぜかあまりいいホテルに泊まれない宿命。ピーター・ウィムジィ郷ものも1篇。ホームズの空き家の冒険みたい。

  • maja さん

    セイヤーズの短編集、モンタギュー・エッグ氏登場は6作品。舞台劇のような「香水を追跡する」エッグ氏がよく映える。ピーター・ウィムジイ卿もの、秘密結社の妖しい雰囲気「アリババの呪文」、ノンシリーズもの、憶測が広がる「牛乳瓶」、作家に尽くす秘書が可愛い「屋根を越えた矢」、理髪店店主がとっさに考えた妙案とは「バット氏の霊感」などが面白かった。

  • 翠埜もぐら さん

    「アリババの呪文」でピーター・ウィムジイ卿の遺産が従僕のバンターに残されるって言う所で思わず笑ってしまいました。相変わらずの仲良しさん。今作名前しか出ていませんがバンターさん大好きです。表題の訪問販売員モンタギュー・エッグ氏はセイヤーズの作品中では個性が薄いと評価が高くないようですが、冷静でいて飄々とした掴みやすい性格は短篇向きだと思います。エッグ氏が拠り所とする「販売員必携」、読んでみたいですね。訳者の井伊順彦氏のあとがきによると、ウィムジイ卿の短編集も準備中だそうなので楽しみです。

  • engidaruma2006 さん

    セイヤーズの未発表作品があるのは予測出来たが、シリーズ探偵物の未発表作があったのには驚いた。尤も、シリーズ物といっても僅か短編6作だけなので、ピーター・ウィムジイ卿物1作とノン・シリーズ物6作を加えて1冊にしている。そこまでしても薄い本だけど(^-^)。 内容としては、タイトルの事件簿は特筆すべき事の無いスタンダードな謎解きだった。ノン・シリーズ物の方がセイヤーズの魅力が出ていた気がする。ピーター卿物は、いきなりピーター卿死亡の記事が出て来て仰天したが、成程そういう事ね。

  • Inzaghico (Etsuko Oshita) さん

    Travelling salesmanのモンタギュー・エッグは、なぜかあちこちで事件に遭遇する。日本語にしちゃうと「訪問販売員」でちょっとニュアンスがずれるような気がするんだけど、さりとて「行商」でもないし……。昔は百科事典とかで、こういう販売員がいた。富山の薬売りに近いのかしら。そして、この職業に携わっている人は、出張先で同じような立場の人が使う宿に泊まって、宿泊客と話を交わすのだ。こういう雰囲気が伝わってくるのが楽しい。謎解きよりも、そっちを楽しんでしまった。

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