昨日の戦地から 米軍日本語将校が見た終戦直後のアジア

ドナルド・キーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120037443
ISBN 10 : 4120037444
フォーマット
出版社
発行年月
2006年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,474p

内容詳細

海軍日本語学校、ハワイ陸海軍情報局からアジア各地へ…。知性と感性とを兼ね備えた若者たちが、体験した全てを互いに伝え合った40通の手紙。若い読者が親しみやすい翻訳で、忘れられた歴史に新たな光を当てる。

【著者紹介】
ドナルド・キーン : 1922年ニューヨーク生まれ。コロンビア大学、同大学院、ケンブリッジ大学を経て、53年に京都大学大学院に留学。現在、コロンビア大学名誉教授、日本学士院客員、文化功労者。勲二等旭日重光章受章。菊池寛賞、読売文学賞、毎日出版文化賞など受賞多数

松宮史朗 : 1956年京都市生まれ。75年に渡米、現在ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 白玉あずき さん

    若く理想とヒューマニズムに燃えた、日本語通訳将校たちの見た敗戦日本人の姿と社会。心がけて偏見と予断を避けようとするキーン氏らが、希少ですばらしい記録を残してくれた。かつてのアメリカの良心、知性と言うものはやはり素晴らしいと思う。当然戦中であっても日本人は決して一枚岩で無かったし、敗戦したからといって、日本人全部が民主主義思想に転向したわけではない。様々な思惑で動く人々の姿に、偏狭な正義のあほらしさが浮かび上がる。しかし、日本でアメリカの占領政策が「成功」したからって、イラクでも成功すると考えるなんて、アメ

  • がんぞ さん

    やや羊頭狗肉でDキーンの文章は少し。 二十代前半の米兵は焼跡の日本を見て 「何故こんな貧しい国がUSAに歯向かおうと思ったのか」(製鉄能力150倍、綜合生産力50倍)と思ったろう。坂口安吾は「玉音放送があって平伏したなど嘘だ、国民は軍を止めたくてしかたなかったのだ」と喝破したが、占領軍へのテロがなかったのは朝鮮半島と雲泥の差。それだけ民度が高かったと言うべきか、卑怯な民族と言うか(利用される予定の天皇を残し下萬民までそれに習って《戦争責任》を追求しないことにした)。有史以来初の外国兵大量受け入れ、大成功

  • takao さん

    ふむ

  • teitowoaruku さん

    どこかに書いてあったけど、物に余裕があるからこそのアメリカ軍の寛容。対して、余裕がなかったからこその日本人の偏狭さ、よく言えば生真面目さ。それが、書かれた手紙の端々から感じ取れる。敗戦後の状況をどう(親日的な)アメリカ軍人がどう見ていたかを知る上でとても参考になった。

  • qbmnk さん

    面白かった。まとまったらすぐに出版するという目標があった往復書簡なので、分かりやすく人に読ませるように書かれていた。若く優秀な情報将校が観察した終戦直後のアジアはとても興味深い。現在の中国や台湾、香港などの状況を思うと、国というものがいかに不安定なのか考えさせられる。その中でも文化や芸術が普遍性をもち人を繋ぐ役割もあることを感じた。若者の書簡でかなり理想主義的な面もあるが、正義や生き方についても考えさせられた。

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人物・団体紹介

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ドナルド・キーン

1922‐2019。ニューヨーク生れ。コロンビア大学名誉教授。日本文学の研究、海外への紹介などの功績によって1962(昭和37)年、菊池寛賞、’83年、山片蟠桃賞、’90(平成2)年、全米文芸評論家賞、’93年、勲二等旭日重光章を受章。2002年、文化功労者に選ばれる。’08年、文化勲章を受章。’1

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