基本情報
ISBN 10 : 4622048698
内容詳細
ベケットの再来、20世紀のショーペンハウアー、文学界のグールドと称されるオーストリアの天才作家の代表的長篇小説、遂に刊行。本巻には、主人公が両親と兄の死を告げる電報を受け取るローマの章「電報」を収録。
【著者紹介】
トーマス・ベルンハルト : 1931‐1989。オランダのマーストリヒト近傍に生まれる。1957年に詩集『地上にて地獄にて』でデビュー、その後小説『霜』(1963)『石灰工場』(1970、邦訳あり)、自伝的作品5冊『理由』(1975)『地下室』(1976)『呼吸』(1978)『寒さ』(1981)『子供』(1982)などを発表し、独特の作風を確立する。戯曲家としても『しばい屋』(1985)『リッチー、デーネ、フォス』(1986)『ヘルデンプラッツ』(1988)など多数の作品がある。他に邦訳がある小説は『ヴィトゲンシュタインの甥』(1982)『滅びゆく者』(1983)。1970年にビューヒナー賞を受賞。20世紀のオーストリア文学のみならず世界文学を代表する作家・劇作家である
池田信雄 : 1947年東京に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科教授。ドイツ文学・異文化コミュニケーション論。『ノヴァーリス全集』(全3巻、共訳、沖積舎、2001)など多数の翻訳書のほか、数多くの映画字幕(『ベルリン天使の詩』共訳、等)の翻訳がある。ドイツ語圏の文学紹介誌DeLiの編集長をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
トーマス・ベルンハルト
1931‐1989。20世紀のオーストリア文学のみならず世界文学を代表する作家・劇作家。オランダのマーストリヒト近傍に生まれる。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で音楽と演劇を学ぶ。1957年に詩集『地上で、そして地獄で』でデビュー
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