トレイシー・ウイルキンソン

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バチカン・エクソシスト

トレイシー・ウイルキンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163691800
ISBN 10 : 4163691804
フォーマット
出版社
発行年月
2007年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
矢口誠 ,  
追加情報
:
20cm,229p

内容詳細

カトリックの総本山バチカン。そこには法王公認のエクソシストたちがいる…。なぜ、中世の遺物であった悪魔祓いの儀式が、現代において復活したのか。LAタイムズの女性敏腕記者が、「現代の悪魔祓い」を追う。

【著者紹介】
トレイシー・ウイルキンソン : ロサンゼルス・タイムズのローマ支局長。90年代のボズニア戦争報道で権威あるジャーナリズムの賞、ジョージ・ポーク賞を受賞している。その後、ローマ支局長に就任し、特にローマ教皇庁に深く入って、数々の記事を執筆

矢口誠 : 1962年生まれ。慶應義塾大学卒。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 更紗蝦 さん

    カトリックの悪魔祓いの儀式をジャーナリストの視点で取材したルポルタージュです。教会内部でも精神科医の間でも、悪魔祓いに肯定的な人と否定的な人がおり、必ずしも宗教と医学が対立しているわけではないのがさすがカトリックの国イタリアだと思いました。日本では精神疾患と診断されても狐憑きと見なされても不名誉であり「本人(もしくは親や先祖)が悪い」とされる傾向ですが、イタリアでは悪魔憑きは精神疾患ほど不名誉なわけではなく「原因は悪魔なのだから本人は悪くない」とみなされるのがとても興味深いです。

  • 無重力蜜柑 さん

    現代の「悪魔祓い師〈エクソシスト〉」を取り上げたルポルタージュ。民間で占いとかやってるような怪しげなやつではなく、一応バチカンに公認(というより黙認)された神父と、彼らに縋る信徒たちの事例を豊富なインタビューを交えて語る。バチカン内部でも「悪というものが聖書で語られるような実体的サタンなのか。それとも単に概念的なものに過ぎないのか」という問題には統一された見解が出ておらず、従って悪魔祓いも聖書に載ってる秘蹟である以上公式には否定出来ないが、あまり迷信深いイメージが広まるのも困るという感じらしい。

  • とし さん

    かつて超ヒットしたホラー映画『エクソシスト』は、バチカンの全面協力を得て製作されたという。エクソシストとは「悪魔祓い師」のこと。ローマ・カトリックの本山であるバチカンは、公式にエクソシストの存在を認めており、お膝元のイタリアの神学校ではエクソシスト養成プログラムがあり、現在350人を超えるエクソシストが活躍しているらしい。本書には、数人の現役エクソシストと、実際に「悪魔に憑かれた」と認められた患者(?)たちのインタビューが収められている他、悪魔憑きと精神疾患の関係にも触れている。なかなか面白かった。

  • FFFT さん

    小説「SOSの猿」を読んで興味を持ちました。他の方もかかれているように読後悪魔とはどういう存在なのか…?などと色々考えてしまいました。「悪魔が憑く」とは社会の不安、や他人の害意など外界から来る困難を受けることで人間の心のうちに発生した強い負の要素で、エクソシストの仕事はそういったものを持つ人に辛抱強く向き合うことなのかなと思いましたがそんな程度でもないような?非常に深い内容、興味は尽きない。

  • 靖 さん

    宗教の持つ救いとは何か?悪魔とは実体なのか、抽象的な概念なのか?厳密な教義を積み重ねているバチカンのお膝元である意味因習的なエクソシストとエクソシストを求める人々が急増している現象は何を意味しているのか?それに少し前まであった狐憑きや犬神憑きとそれを祓う山岳信仰が廃れた日本との差異とは何かを考えたりと興味が連鎖的にわいてくる一冊。いろいろ感想があるけど書ききれない面白い本です。

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ロサンゼルス・タイムズのメキシコ支局長。90年代のボスニア戦争報道で権威あるジャーナリズムの賞、ジョージ・ポーク賞を受賞

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