デービッド・アトキンソン

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イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」 講談社プラスアルファ新書

デービッド・アトキンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062728973
ISBN 10 : 4062728974
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
追加情報
:
192p;18

内容詳細

日本文化を愛し、日本社会と日本経済の歪を鋭く、イギリス人らしくシニカルに撃つ著者の、ベストセラー『イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る』に続く第二弾!
ゴールドマンサックスのカリスマアナリストとして、バブル崩壊時、日本の金融機関の不良債権の本当の額をだれよりも早く指摘した著者が四半世紀見続けた日本社会の「強み」と「弱み」を指摘する。また、前著で説かれた日本論や観光立国による成長戦略に寄せられた批判にも応える。

【著者紹介】
デービッド・アトキンソン : 元ゴールドマン・サックス金融調査室長。小西美術工藝社社長。1965年、イギリス生まれ。オックスフォード大学にて「日本学」専攻。アンダーセン・コンサルティング、ソロモン・ブラザーズを経て、1992年にゴールドマン・サックス入社。2006年に同社partner(共同出資者)となるが、07年に退社。同社での活動中、1999年に裏千家に入門。2006年には茶名「宗真」を拝受。09年、小西美術工藝社に入社、取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おいしゃん さん

    何より特筆すべきは、著者の経歴。ゴールドマン・サックス証券の調査室長まで登りつめたあと、裏千家に入門、そして日本の伝統工芸を守る小西美術工藝社の社長を務める。そんなイギリス人が記す日本の分析は、元アナリストだけあり、フェアな立場でわかりやすく書かれている。

  • 柔 さん

    長所と短所は表裏一体。勤勉だけど効率が悪い。真面目だけど柔軟性がない。労働者が優れているので、経営者が鍛えられない。少しは改善したが、圧倒的にスピード感がない。戦後の奇跡の経済成長には訳がある。戦前の時点で基盤はあった(GDP世界6位)。その回復と共に戦後の人口増加が重なったので、決して奇跡ではないという。いつまでも過去の遺産に寄りかかるとホントに日本終わるな。英では大きな変化で成功を収めた場合「なぜこれまで反対だったのか」「どういうポイントを見間違えたのか」を検証するという。これは日本にはない発想!

  • なにょう さん

    25年の在日経験から見えてきた日本とは…変革を起こすには衝突は避けられない。そこまでしなくても…「めんどくさい」わざわざ問題提起するあいつは…「めんどくさい」ただ、変革が避けられないと分かったらあっというまに変革が起こる。★これはいつか役に立つかも知れない。古い物も一応残しておく。古いやり方がずっと続いている…奈良なんかの文化財、相撲。★苦言・提言は日本を愛するがゆえ。

  • naobana2 さん

    【図書館】日本人は日本のいいところばかりみる傾向があるような気がするので外から見た感覚もたまには必要かと。

  • としP さん

    以下の数字の順番にロジックを展開。@名目GDPは世界2位なのに、1人あたりGDPは26位。A技術力があり、勤勉な国民性であるにも関わらず、1人あたりGDPが小さいのは、生産(効率)性が低いから(意味の無いサービス残業、細部にまでこだわる完璧主義など)。B日本の経営者に問題がある。C「面倒くさい」ことになることを嫌う日本国民。「面倒くさい」とは、新しい考え方によって生じる周囲との衝突のこと。D古いものと新しいものが共存しているという強みは、今後世界的に成長する観光市場で日本に優位性を与える。

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デービッド・アトキンソン

小西美術工藝社社長。1965年イギリス生まれ。オックスフォード大学「日本学」専攻。裏千家茶名「宗真」拝受。1992年ゴールドマン・サックス入社。金融調査室長として日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。2006年に共同出資者となるが、マネーゲームを達観するに至り2007年に退社。2

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