ティラー・j・マッツェオ

人物・団体ページへ

イレナの子供たち 2500人のユダヤ人の子供たちを救った勇気ある女性の物語

ティラー・j・マッツェオ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488003906
ISBN 10 : 4488003907
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
336p;20

内容詳細

ポーランド人、イレナ・センドレル(1910〜2008)は、第二次大戦中に2500人以上ものユダヤ人の子供たちを、木箱に隠したり、ゴミ箱にひそませたりしてワルシャワのゲットーから脱出させる救出活動をした人物で、彼女自身、ゲシュタポの拷問を受けたり、死刑宣告を受けたりもしたが一命をとりとめ、後年、ノーベル平和賞候補にまでなった。著者マッツェオがイレナの娘や、彼女に助けけられたユダヤ人たちへのインタビューから知られざる若き日の彼女の姿を生き生きと描き上げた感動的なノンフィクション。


【著者紹介】
ティラー・J・マッツェオ : アメリカ合衆国フロリダ州ポート・シャーロット生まれ。ノンフィクション作家。著書多数。現在メイン州のコルビー・カレッジで、英語の准教授を務め、夫の住むカナダのブリティッシュ・コロンビア州、ニューヨーク、メイン州を行き来する日々を送っている

羽田詩津子 : 翻訳家。東京生まれ。お茶の水女子大学英文学科卒業。ミステリなどの小説、ノンフィクションと幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • テツ さん

    戦時中にユダヤ人のこども達を救うために活動したイレナとポーランドの人たち。「人間らしさ」というものが他の動物には見られないホモサピエンス特有の活動なのだとしたらそれは善なる方向を示すのか、それとも邪悪な方向を示すのかとたまに考える。戦争という極限状況では容易く人間は狂気に支配され暴走し邪悪な人間らしさを示すけれど、それに抵抗するかのように自らの生命を危険に晒しながらも善を示し続ける人たちがいる。希望と絶望。人間の極致のぶつかり合い。願わくばそうした瞬間に善を尊び善を選択できる存在でありたい。

  • ケニオミ さん

    一人でも多くのユダヤ人を助けようとしたポーランド人女性の物語です。戦時中にユダヤ人を助けたノンフィクションはこれまでに何冊も読んできましたが、助けた数から言ってもぴか一でした。何度も言及していますが、アインシュタインの次の言葉が心に迫ります。「世界は生きるに危険な場所だ。悪いことをする人がいるからでなく、ただ傍観するだけで何もしない人がいるからだ。」見つかれば、自分だけではなく、家族や組織のメンバーに死が訪れることが分かっていながら行動を起こせるのか。何度も、何度も自問してしまいます。是非お読み下さい!

  • 橘 さん

    ナチス占領下のポーランド、ワルシャワ・ゲットーから2500人ものユダヤ人の子どもを救った女性がいた。己れの信念を貫く為に、一人また一人と手作業で連れ出し保護してゆく。その彼女を手助けするのも、名も無き普通の人々だった。共産主義のもと、最近まで封印されていた物語が今明かされる。これは多くの勇気ある市民と、生き延びた子どもと、無残に殺された家族と隣人たちの真実の記録である。

  • Mana さん

    淡々とした語り口ながら緊迫感を感じる物語だった。これだけ多くの人たちがユダヤ人を助けるために自分の命を危険に晒してたことに感動を覚える。

  • Mayumi O さん

    愛と勇気を持ったポーランドの人たちが、ユダヤ人の子供たちを救っていたことを初めて知った。ドラマならハラハラする展開が、事実だと言うことに言葉を失う。戦争や人種差別にいいことなんて1つもない。助けられなかった人たちに対しての自責の念までも、なんとも言葉がない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品