ヤクーバとライオン 1 勇気 講談社の翻訳絵本

ティエリー・デデュー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062830126
ISBN 10 : 4062830124
フォーマット
出版社
発行年月
2008年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
31cm,32p

内容詳細

村の少年ヤクーバは、ライオンを倒しにいく。しかしそこで出会ったのは、瀕死のライオンだった。生きるうえで本当に大切なことは何か。「勇気」と「殺さない」をテーマにした絵本。

【著者紹介】
ティエリー・デデュー : 1955年、フランス南部のナルボンヌに生まれる。絵本作家、イラストレーター。1991年より児童書を手がけ、1994年、「Yakouba」でフランスの「Prix sorci`eres」を受賞

柳田邦男 : 1936年、栃木県に生まれる。NHK記者を経てノンフィクション作家となる。『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞、『犠牲(サクリファイス)わが息子・脳死の11日』で第43回菊池寛賞を受賞する。近年は絵本に関する活動にも力を入れており、翻訳に『エリカ 奇跡のいのち』(講談社、日本絵本賞翻訳絵本賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    読メさんの感想を見て、まだ読んでいないけれどどっかにあったなあということで本棚の奥から探してきました。柳田邦男さんの訳ということで購入していた2冊本です。単色の黒だけの墨絵のような感じで怖い感じがします。この1は「勇気」という副題がついています。本当の勇気とは何か、ということを教えてくれる本だと思います。子供に読み聞かせる本でしょうね。

  • mocha さん

    ヤクーバは一人前と認めてもらうために狩に出る。だが傷ついたライオンはヤクーバにある提案を持ちかける…。力を示すことよりももっと勇気の必要なことは、周りの嘲笑を恐れず正しい道へ進むこと。本当の「勇気」に気づかせてくれる絵本。モノトーンの絵が力強く訴えかけてくる。

  • モリー さん

    「勇気」とは何でしょう。仮に「悪い相手」と戦うこととしておきます。もう一歩踏み込んで考えてみます。一対一の喧嘩にしろ、国対国の戦争にしろ一度始まるとどちらが「悪い」と明言し難くなることがあります。なぜなら、たとえどちらかが悪くて始まって戦いだったとしても、一度戦いが始まってしまうと互いに罵り合い、殺し合う行為が延々と続き、その結果、憎しみの連鎖が世代を超えて継承されることすらあるからです。この絵本は「真の勇気」とは何かを問いかけてきます。人が気高く生きるために真に戦う相手は「自分自身」なのかもしれません。

  • ☆よいこ さん

    絵本。アフリカの小さな村で成人の儀式がはじまる。ヤクーバはライオンを探し歩きやっとのことでライオンを見つける。ライオンを殺し持ち帰れば戦士として認めらる。持ち帰れなければ臆病者として仲間はずれにされるだろう。傷ついたライオンはヤクーバに問いかける。殺すことが勇気か、殺さないことが勇気か。ヤクーバの選択が未来の命を守る▽読み聞かせ5分。2008年刊。良本

  • パフちゃん@かのん変更 さん

    高学年や中学生にじっくり考えてもらいたい絵本。ヤクーバの道を選び取るのはなかなか困難だと思う。仲間外れにされるとわかっていても正義を貫けるかが難しいところ。

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ティエリー・デデュー

1955年、フランス南部のナルボンヌに生まれる。絵本作家、イラストレーターとして活躍。1991年より、児童書を手がける。1994年、Yakouba(邦訳『ヤクーバとライオン1 勇気』『ヤクーバとライオン2 信頼』ともに柳田邦男訳、講談社)でフランスの児童文学賞、ソルシエール賞(魔法使い賞)を受賞

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