チャールズ・ディケンズ

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荒涼館 1 岩波文庫

チャールズ・ディケンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003724019
ISBN 10 : 4003724011
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
516p;15

内容詳細

「おまえはおかあさんの恥でした」―親の名も顔も知らずに育ったエスターと、あまたの人を破滅させる「ジャーンダイス訴訟」。二つをつなぐ輪とは何か?ミステリと社会小説を融合し、貴族から孤児まで、一九世紀英国の全体を描きだすディケンズの代表作。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kircheis さん

    ★★★★☆ 19世紀半ばのイギリス社会を描いたディケンズの大長編。 ヒロインのエスターは身分こそ高くないが健気で真っ直ぐな性格で、ディケンズ作品にはよく出てくるカテゴリーの人物。 他にも不幸な境遇だがピュアな心を持った人、横柄で嫌な貴族、権力大好きな弁護士などありがちな登場人物が沢山で冗長に感じてしまう。 今のところ、綺麗事だらけのエスターや超自己中なスキンポール、その他慈善事業マニアや身だしなみの権威みたいな奴らにイライラさせられただけだが、殺人事件ぽいのも起こり、今後の展開は楽しみになりつつある。

  • のっち♬ さん

    長年続くジャーンダイス対ジャーンダイス裁判の関係者の家政婦になったエスター。全知三人称とヒロイン一人称の視点を入れ後にした前代未聞の構成で、切れ切れな序盤の進行は「霧」のように掴み所がない。他にも「生きて自由の身にならない」鳥籠の鳥たち、「成分や原因は誰にもわからない」のに溜まる泥、社会病巣のメタファーは豊富で余念がない。こんな英国を揶揄した題名に直結するだけに『暗い家』を省みない望遠鏡的博愛の描写は強烈。更には友人に寄生する者、裁判に入れ込む者など、『荒涼館』の住民は行き過ぎた「心づもり」を抱えている。

  • やいっち さん

    フランク・M・スノーデン著の「疫病の世界史(上)――黒死病・ナポレオン戦争・顕微鏡」に拠ると、天然痘(痘瘡)が重要な鍵になってる。18世紀や19世紀のヨーロッパでは天然痘があまりに当たり前に流行っていて、小説でも物語の展開の小道具にさりげなく使われていて、読み過ごしがちらしい。印象的な場面なので、さすがに読み過ごしはしない。ただ、容貌が醜く激変したのは天然痘のせいだとは明確じゃない(明記するまでもなかった)。

  • momogaga さん

    10年近く読む機会を窺っていました。今回読み始めたきっかけは、コミュニティ「Bleak House by Charles Dickensをゆっくり読む」です。ジャーンダイズ訴訟というブラックホールに呑み込まれた人びとのミステリーを楽しみながら、大長篇の一幕目を完了。

  • 道楽モン さん

    年末年始は古典の大物に挑戦と意気込んでます。今回はディケンズ。初刊行は1852年、時代ではヴィクトリア朝の全盛期にあたり、植民地政策による経済的にも最も元気だった社会で生み出された作品。当然ながら貴族と貧民の経済格差はもの凄い。これを背景にして描かれており、官僚主義もいい加減にしろという馬鹿げた裁判制度に人生を破壊されている人々、貴族社会での名声を得るための本末転倒の慈善家など、どこまで当時の現実を反映しているのか興味深い。デフォルメされた皮肉にしても、あまりに酷い。登場人物が出揃って第1巻は終了。

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チャールズ・ディケンズ

19世紀を代表するイギリスの国民的小説家。新聞記者を務めながら作品を発表した。貧困だった幼少期の経験や、当時の社会事情を反映した作品が多く、生き生きとした人物描写や豊かな物語性で人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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