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Tempest, 1812, Romeo & Juliet, Marche Slave: Abbado / Bpo

Tchaikovsky (1840-1893)

User Review :4.5
(3)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
453496
Number of Discs
:
1
Format
:
CD

Product Description

Three of Tchaikovsky's most beloved works, 'Romeo and Juliet,' 'Ouverture solennelle 1812' and 'Slavonic March,' provide the grand orchestral fireworks on this recording. The lesser known, but no less compelling, 'Tempest' rounds out the program featuring Claudio Abbado leading the Berlin Philharmonic Orchestra.
Most listeners need no introduction to these works which are staples of the orchestral repertoire. These are sparkling, energized performances. Abbado finds hither to unknown passion in the 'Romeo and Juliet' music and provides martial glory in the 'Ouverture solennelle 1812.' The Berlin Philharmonic play with a tonal beauty that is unrivaled. The low strings intone the Russian hymn at the start of the '1812' with a silky tone that is luscious. Fire aplenty animates the symphonic fantasy based on Shakespeare's 'Tempest.' This is one of Tchaikovsky's finest orchestral works and this performance makes a remarkably strong case for the work's wider exposure. This recording is an orchestral spectacular of the highest order and an exciting addition to Abbado's discography.

Track List   

  • 01. The tempest, Op. 18
  • 02. Marche slave, Op. 31
  • 03. Romeo and Juliet Overture
  • 04. 1812 Overture, Op. 49

Customer Reviews

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これはアバド&ベルリン・フィルが成し遂げ...

投稿日:2011/09/13 (火)

これはアバド&ベルリン・フィルが成し遂げた最高の名演の一つと言えるのではないだろうか。アバドが最も輝いていたのは、ベルリン・フィルの芸術監督に就任する前の1970年代から1980年代にかけて、ロンドン交響楽団やシカゴ交響楽団などと様々な名演を繰り広げていた時期であるというのが大方の見方だ。ところが、そのようなアバドも、ベルリン・フィルの芸術監督就任後は借りてきた猫のように大人しくなり、一部の例外を除いてはそれまでとは別人のような凡庸な演奏を繰り広げるようになってしまった。そして、アバドは芸術監督退任直前に大病を患うことになったが、大病克服後は、皮肉にも演奏に深みと凄みが加わり、現代を代表する真の大指揮者としての地位を確立するに至っていると言えるところだ。本盤におさめられたチャイコフスキーの管弦楽曲集は、アバドがベルリン・フィルの芸術監督に着任して数年後のライヴ録音(1994〜1996年)であり、正に前述の低迷期の演奏であると言えるが、本盤の演奏はその例外とも言えるような素晴らしい名演に仕上がっていると高く評価したい。本盤におさめられた楽曲は、幻想曲「テンペスト」を除き、いずれも前任者であるカラヤンがベルリン・フィルとともに名演を成し遂げたものであると言える。しかしながら、アバドのアプローチはカラヤンとは全く異なるものであると言えるだろう。カラヤンが、重厚にして華麗ないわゆるカラヤン・サウンドを駆使して、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築したが、アバドの演奏にはそのような重厚さであるとか華麗さなどとは全く無縁であると言える。むしろ、ベルリン・フィルの各楽器セクションのバランスを重視するとともに、チャイコフスキーの作曲した甘美な旋律の数々を徹底して歌い抜いていると言える。要は、オーケストラを無理なくバランス良く鳴らすとともに、豊かな歌謡性を付加した美演というのが、本盤のアバドの演奏の特徴であると言える。そして、このような演奏をベースとして、アバドは、オペラ指揮者において培ってきた演出巧者ぶりを存分に発揮して、各楽曲の聴かせどころのツボを心得た心憎いばかりの明瞭な演奏を展開しているところだ。もっとも、本演奏は、ライヴ録音ということも多分にあると思うが、楽曲のトゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫や強靭な生命力も有していると言えるところであり、前述のようにカラヤンによる重厚な演奏とはその性格を大きく異にするものの、剛柔のバランスにおいてもいささかも不足はないと言える。いずれにしても、本盤の演奏は、必ずしも順風満帆とは行かなかったアバド&ベルリン・フィルが成し遂げた数少ない名演として高く評価したいと考える。音質については、本従来CD盤でも十分に良好なものであるが、先日発売されたSHM−CD盤は、若干ではあるが音質が鮮明になるとともに、音場が幅広くなったように思われる。アバドによる素晴らしい名演をより鮮明な音質で味わいたいという聴き手には、SHM−CD盤の方の購入をおすすめしておきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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テンペストはSONYにCSOと録音したチャイコ2...

投稿日:2010/08/03 (火)

テンペストはSONYにCSOと録音したチャイコ2番のカップリングとしての録音がありました。約3分ほど演奏時間が長くなっています。スラブマーチは10分代と遅めのテンポで、バーンスタイン/IPOやM.ヤルヴィー/エーテボリSOをお聴きなる方にはもたつきを感じるかもしれません。ロメ・ジュリはテンポが妥当で、この曲に関しては最近当盤を愛用してます。1812年は合唱なし版で演奏されてますが、鐘が登場する前の部分のテンポの落し方が浅く、あっさりしているのが惜しまれます。この時期のアバドに言える特徴ですが、繰返し演奏される旋律では有名なものでも歌い始めでオケを押さえ込む解釈を行っており、それがテンペストやロメ・ジュリの前半では、通常音量で聴き取り難くなっている点は、やや物足りなさを感じてしまうのが惜しまれます。

kura-ota さん | 不明 | 不明

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このディスクは取り立てて話題にならなかっ...

投稿日:2006/04/14 (金)

このディスクは取り立てて話題にならなかったような気がしますが、「ロメジェリ」が素晴らしい。アバドにはボストン響とシカゴ響との「ロメジェリ」がありましたが、最初のBSO盤にあった生硬さが取れ、深みと独特のレガートが聞き取れるようになり、オーケストラの素晴らしさもあって、理想的と言えるほどの名演となりました。テンポも妥当。二度目のCSO盤は録音のせいもあり、多少ふやけた、締まりの無い演奏でしたが、このBPO盤はピシッとした統制と音楽性が見事な結合を示しています。

Pianist さん | Tokyo | 不明

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