ダヴィデ・モロジノット

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ミシシッピ冒険記 ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ

ダヴィデ・モロジノット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784265860500
ISBN 10 : 4265860508
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
395p;23

内容詳細

一九〇四年、アメリカ・ルイジアナ州。テ・トワ、エディ、ジュリー、ティトの四人の子どもたちは、ミシシッピ川の河口地帯、“バイユー”と呼ばれるラグーンや沼地、運河が広がる土地に暮らしていた。ある日沼で拾った三ドルで憧れのピストルを買うことにしたものの、カタログ通販会社から届いたのは壊れた懐中時計。しかしその商品に法外な価値があることに気づいた四人は、シカゴのウォーカー&ドーン商会に向かうべく、ミシシッピ川をさかのぼって二千キロメートルにもおよぶ旅に出た。四人によって語られる、壮大な冒険の記録―。イタリア・アンデルセン賞受賞作品。

【著者紹介】
ダヴィデ・モロジノット : 1980年イタリア北部生まれ。翻訳者、ゲームやテレビ番組のシナリオライター、児童文学作家として活動。10代の頃から物語を書きはじめ、これまでに30を超える作品を刊行している。『ミシシッピ冒険記―ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ』は13の国と地域で刊行され話題となり、イタリア・アンデルセン賞をはじめ複数の賞を受賞している。現在はイタリア・ボローニャに在住

中村智子 : 神奈川県生まれ。ドイツ児童文学・YAを中心とした書籍翻訳に従事。現在、南ドイツに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雪紫 さん

    情勢ゆえにつるむことすら快く思われない仲良し4人組が沼地で見付けた3ドルはカタログに使う元手。それで間違って届いた壊れた懐中時計。それが旅の始まりだった。分厚いかつでかいので読むタイミング見計らってたけど黒人や女性差別根強い時代に関わらず合間に挿入されるカタログや記事、土地ガイドもあって読みやすさと心境で読ませてくれるので、物語の没入感とハラハラ感と爽快感が止まらない。ミステリ要素、きつい要素、旅を負えたしんみりさも色々詰まったエンタメ冒険小説。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく  さん

    1900年代のアメリカ南部。少年少女4人が偶然3ドルを見つけ、通販でピストルを購入するところからはじまる。届いたのは購入したはずのピストルではなく、こわれた懐中時計。そこから一気に冒険(通販会社のあるシカゴへ)や謎(謎の男に追われる)、ミステリーへとすすんでいく。物語の中に人種差別・性差別・貧困なども盛り込まれていて別の視点からも考えさせられる本です。

  • 遠い日 さん

    少年たちの冒険記であり、謎めいた殺人事件も絡みミステリーとしても楽しめる。子どもたちの現状打破を目指しての通販購入であったが、届いたものは壊れた懐中時計であったところから物語はぐんぐんスピードを増す。謎に次ぐ謎、危機一髪の関門がいくつも追い打ちをかけ、まるで映画を見ているような印象。カタログやら新聞記事やら筋に関係する濃やかな挿絵もふんだんで1900年代初頭のアメリカの空気が漂う。自力で謎の解決に挑み、掴み取った正解。彼らの後日譚、第4章には涙せずにいられなかった。雄雄しく生きた彼らに脱帽だ!

  • ぱに さん

    1904年、ルイジアナ。カタログ通販で間違って届いた商品にとんでもない価値があることを知った4人の子どもたちはミシシッピ川を遡り北部シカゴへ。途中何度もやって来る事件や危機を乗り越えシカゴで待っていたものは…という話なんだけどずっとワクワクし通しで一気に読んじゃう位おもしろかった!子どもの頃この本に出会ってたら憧れてやまなかっただろうな。ミシシッピ川の蒸気船、バイユーの自然、大都会シカゴ、どれも生き生きと描かれていてよかったし、カタログや新聞記事の挿絵がクラシカルで物語にあっていてすごくよかった

  • Incisor さん

    4人の少年少女の冒険物語として、手に汗握り読みながら、出会う人々が、敵か味方かわかならいスリルと、手の込んだ謎解きにも夢中になった。物語からずっしりと伝わってくる当時のアメリカの時代背景に胸がざわざわした。4人が章ごとにかわる語り手となっていて、その順番も秀逸だと思った。

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1980年イタリア北部生まれ。翻訳者、ゲームやテレビ番組のシナリオライター、児童文学作家として活動。10代の頃から物語を書きはじめ、これまでに30を超える作品を刊行している。『ミシシッピ冒険記―ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ』は13の国と地域で刊行され話題となり、イタリア・アンデルセン賞をはじ

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