スモールワールド・ネットワーク 世界をつなぐ「6次」の科学 ちくま学芸文庫

ダンカン・ワッツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480097378
ISBN 10 : 4480097376
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
512p;15

内容詳細

たった6つのステップで、わたしたちは全世界の人々と繋がっている!社会学者スタンレー・ミルグラムが発見した「スモールワールド現象」は、最近になって初めて数理的な解明がなされた。その立役者こそ本書の著者ダンカン・ワッツであり、病気の流行、大規模停電、ハリー・ポッターの大ヒットなどの現象には様々なネットワークのタイプが存在することを彼は明らかにした。本書は「ネットワークの科学とはどのようなものか」を数式を用いず平明に解説。そして、共同研究者やライバルとの知的格闘の中から新しい科学が作り上げられていく過程を記した、比類ないドキュメントでもある。文庫化にあたり読書案内・参考文献・索引等を増補。

目次 : 第1章 結合の時代/ 第2章 「新しい」科学の起源/ 第3章 スモールワールド現象/ 第4章 スモールワールドを超えて/ 第5章 ネットワークの探索/ 第6章 伝染病と不具合/ 第7章 意思決定と妄想と群集の狂気/ 第8章 閾値とカスケードと予測可能性/ 第9章 イノベーションと適応と回復/ 第10章 始まりの終わり/ 第11章 世界はより狭く―結合の時代のもう一年

【著者紹介】
ダンカン・ワッツ : 1971年生まれ。コーネル大学で博士号取得。「スモールワールド現象」を解明する数理モデルをスティーブン・ストロガッツとともに研究し、1998年に『ネイチャー』誌に発表。ネットワーク科学の研究をリードする気鋭の社会学者である。現在コロンビア大学教授

辻竜平 : 1968年、京都府生まれ。カリフォルニア大学アーヴァイン校博士課程修了。信州大学教授

友知政樹 : 1973年、沖縄県生まれ。カリフォルニア大学アーヴァイン校博士課程修了。沖縄国際大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • GASHOW さん

    6次の隔たりを中心にネットワークについて解説をしている。SNSのビックデータ分析ができる時代のなかで一番ホットな領域だ。終盤にネットワークについて哲学的なまとめがある。ネットワークを管理しているものはいるようでいない。奇蹟と偶然によってできあがっている。もう一つは、人は有限の時間能力なので効率化にも限界がある。階層組織は効率があるが問題解決に向かないことの答えが導き出されている。

  • はすのこ さん

    6次は一時、流行ったけれど、懐疑的ではある。

  • roughfractus02 さん

    スモールワールドは格子状のレギュラーネットワークとバラバラのランダムネットワーク間の偶然の規則を表す。6人辿れば目的の人に達するという6次の隔たりの例は、この規則を裏付けたS・ミルグラムの実験に由来するが、著者はそれを自然現象(ホタルの明滅やコオロギの鳴き声の同調)に留まらず人工的現象(電力系統のネットワークや映画俳優の共演関係)にも適用できることを数理的に示した(ワッツ・ストロガッツモデル)。ニューロンネットワークから感染拡大の確率まで、効率を前提とする人間の計測規準を超えたベキ乗則で世界が測られる。

  • ぷくらむくら さん

    「6次の法則」があまり根拠のあるものではないことが良くわかったが、その後の議論が概念的にしか分からない。面白いといえば面白いのだが。

  • marukuso さん

    これまでスモールワールドやスケールフリー、ランダムネットワークなど言葉だけ知っていたが、本書は著者自身の研究の履歴を追いつつ、社会的ネットワークという学問領域がどのように発展してきたかをたどり理論を端的に紹介している。自分には難しいことだらけで全然わからなかったが、後半のアイシン危機、SARS、送電網などの具体的な問題について書かれているところはわかりやすかった。つながり方が個人の人格形成に大きく影響しているというのは頷ける。つながりの多寡がどう影響するかが気になるところだ。

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ダンカン・ワッツ

1971年生まれ。コーネル大学で博士号取得。「スモールワールド現象」を解明する数理モデルをスティーブン・ストロガッツとともに研究し、1998年に『ネイチャー』誌に発表。ネットワーク科学の研究をリードする気鋭の社会学者である。現在コロンビア大学教授

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