ゾラン・ジヴコヴィッチ

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12人の蒐集家/ティーショップ 海外文学セレクション

ゾラン・ジヴコヴィッチ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488016593
ISBN 10 : 4488016596
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
196p;20

内容詳細

「当店には各種、極上のケーキがそろっております」紫一色に染められたケーキショップの、八ページにわたるメニューに並ぶのは“よろけヴァイオリン”“惚れ睡蓮”そして“陽気な骸”…。パティシエがコレクションする“あるもの”と引き換えに、メニューにはない特製ケーキを頼んだ男の運命は?連作「12人の蒐集家」と中編「ティーショップ」を収めた東欧の鬼才ジヴコヴィッチによる、愛らしくも不気味な世界。摩訶不思議なファンタスチカの世界へ、ようこそ。

【著者紹介】
ゾラン・ジヴコヴィッチ : 1948年、旧ユーゴスラビア・ベオグラード生まれ。ベオグラード大学にて博士号を取得後、同大学教授として創作文芸を教える。80年代より創作をはじめ、2003年、The Libraryで世界幻想文学大賞を受賞。著作は2015年現在で20冊を超える

山田順子 : 1948年福岡県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紅はこべ さん

    「12人の蒐集家」は何故か紫が共通項。蒐集する人間と蒐集される人間に分けられる。蒐集は死と消滅に繋がる。「ティーショップ」もある意味物語のコレクション。聴き手が語り手に、物語は円環する。

  • ケイ さん

    セルビア的星新一とでもいえるかな。ショートショート。こちらは収集家の話ばかり。自分ですることをコレクションせずにはおれない強迫観念のような収集は、ある意味愚かではあるが救いがある。何処かで辞めざるを得ないと気づいた時の解放感があるから。しかし、普通は売れないものを売って欲しいと奇妙な収集家から言われれば、それは断らなければいけない。奇妙な収集家たちは、みなルシファーが姿を変えたものだろう。

  • マエダ さん

    ”読んでいくうちに、床だと思って歩いていたら、いつのまにか床が天井になって逆さまになって歩いていた、という感覚を味わえる”まさにこの表現、奇妙がふつう、ふつうが奇妙という不条理に貫かれているのがジョコビッチ作品の特徴だという。

  • 星落秋風五丈原 さん

    なんで紫の装丁にしているかわかりました。紫には御用心ですね。蒐集癖のある人達と蒐集される人達を描いた短編集。全てをまとめたのが12篇めのコレクション。13という数は魔女の一ダースなのでいい感じの終わり方ではありませんよ。

  • りつこ さん

    集めることって中毒性があって、あまりにものめり込むとどんどん深くて暗い穴に落ちていくように、周りが見えなくなって自分自身も覚束なくなっていく。集める人も集められてしまう人も時が経てば朽ちてしまい、残るのは集められたモノたち。それらのモノがどうなるかというと…。シュールな話が多いけれど軽いタッチなのでクスッと笑える。装丁も素敵だし、一緒に収められた「ティーショップ」がまた物語の入れ子のようになっていてなんとも言えず楽しい。

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1948年、旧ユーゴスラビア・ベオグラード生まれ。ベオグラード大学にて博士号を取得後、同大学教授として創作文芸を教える。80年代より創作をはじめ、2003年、The Libraryで世界幻想文学大賞を受賞。著作は2015年現在で20冊を超える

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