ソルディス・エルヴァ

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7200秒からの解放 レイプと向き合った男女の真実の記録

ソルディス・エルヴァ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784596551214
ISBN 10 : 4596551219
フォーマット
発行年月
2017年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
421p;19

内容詳細

16歳の時に、恋人にレイプされたソルディス。留学生だった彼トムはその後、母国オーストラリアへ帰り、二度と会うことはないと思われた。やがて自らの経験を語りレイプ被害者の支援活動を始めた彼女は、自分を犯した男へ1通のメールを送る。8年間で交わされたメールは300通。トムもまた自ら犯した行為に苦しんでいた。そして、ついに2人は再会を決意する。アイスランドとオーストラリア、2つの国の中間地点である、南アフリカの地で―過去と決別するために約束した9日間だけの再会―デートレイプの被害者と加害者が共著で綴る、衝撃のノンフィクション。

【著者紹介】
ソルディス・エルヴァ : 作家、ジャーナリスト、講演家。2011年より男女平等を訴える運動を開始、暴力防止の取り組みや学校における性教育の改革を政府から委任され、2012年には短編映画を制作し賞をとった。女性のためのシェルターを運営する委員会の代表を務め、男女平等やリベンジポルノといった問題について講演をおこなっている。演劇の学士号と編集・出版の修士号を持ち、これまで9本の脚本を世に送りだしてきたほか、性に起因する暴力を扱った2009年の作品The Plain Truth(´A mannam´ali)でアイスランド文学賞にノミネートされる

トム・ストレンジャー : オーストラリアのシドニーを拠点に、ドラッグやアルコール依存、メンタルヘルスといった問題を抱える若者たちを支援する活動に従事する。社会学の学士号とユースワークの修了証明書を持ち、シドニー大学でカルチュラル・スタディーズの修士課程を修了。社会奉仕や野外レクリエーション、慈善活動、建築、ホスピタリティー産業など多岐にわたる分野でキャリアを築き、現在は造園師として働きながら、シドニー湾のそばで妻のキャットとともに暮らしている

越智睦 : 東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業。旅行会社勤務を経て、翻訳家の道に進む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さとみん さん

    レイプという行為が犯罪として扱われにくいのは世界的な傾向なのかと愕然とした。そんな重たいテーマも彼女の率直な語り口と彼の誠実さに引き込まれて一気に読んでしまった。加害者と被害者が向き合って過去を乗り越えるなんて奇跡のような出来事。「赦すという行為は強さの証」まさにそれを体現した本で出会えてよかった。

  • M1号 さん

    実話。10代のある男女間で発生したデートレイプ事件。加害者と被害者が、8年間をかけてゆっくりと事件と向かい合い、その最終章としてアフリカでともに一週間を過ごして赦しの作業に取り組む。嘘みたいな話。たった一夜の出来事が被害者と加害者両方の人生を変え、それぞれに闇を抱えている心情が両者の視点から細かく書かれていた。■こんな本よく当事者の連名で出したな……てびっくりしたけど、性被害の加害・被害を経験した人に向けてのメッセージなのかな。

  • ヒッチ さん

    こんな本が存在しているのは、本当にすごいことだと思った。なぜトムがレイプしてしまったのか、欲に負けた弱さもあるけれど、それよりも、社会の中での男女の不均衡なあり方も大きな影響を与えているということも、忘れてはならないとこの本の中で繰り返される。レイプは被害者にむごい傷を残すばかりでなく、加害者だって深く傷つく。そういう視点を与えてくれるこの本は、本当に素晴らしいと思うし、こんなむごいことが繰り返されないように、わたしたちみんながこの問題と、そしてこの社会ときちんと向き合うことが大切だと思った。

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ソルディス・エルヴァ

作家、ジャーナリスト、講演家。2011年より男女平等を訴える運動を開始、暴力防止の取り組みや学校における性教育の改革を政府から委任され、2012年には短編映画を制作し賞をとった。女性のためのシェルターを運営する委員会の代表を務め、男女平等やリベンジポルノといった問題について講演をおこなっている。演劇

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