ソフィア・サマター

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ソフィア・サマター

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488016647
ISBN 10 : 4488016642
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
市田泉 ,  
追加情報
:
362p;20

内容詳細

文字を持たぬ辺境の島に生まれ、異国の師の導きで書物に耽溺して育った青年は、長じて憧れの帝都に旅立つ。だが航海中、不治の病の娘と出会ったがために、彼の運命は一変する。世界じゅうの書物を収めた王立図書館のある島で幽閉された彼は、書き記された“文字”を奉じる人々と語り伝える“声”を信じる人々の戦いに巻き込まれてゆく…。デビュー長篇にして世界幻想文学大賞・英国幻想文学大賞など四冠制覇、書物と物語をめぐる傑作本格ファンタジイ。

【著者紹介】
ソフィア・サマター : 1971年インディアナ州生まれのファンタジィ作家・詩人。世界各地を転々としながら成長し、20代から30代にかけては南スーダンとエジプトで英語を教えていた。2013年にウィスコンシン大学マディソン校でアフリカの言語と文学の博士号を取得し、2016年からはジェイムズ・マディソン大学の英語学准教授を務めている。作家デビューは2012年。2013年発表の短篇“Selkie Stories Are for Losers”がヒューゴー賞、ネビュラ賞、世界幻想文学大賞、英国SF協会賞の候補となり、初長篇となる『図書館島』(2013年刊)で、世界幻想文学大賞と英国幻想文学大賞を受賞

市田泉 : 1966年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    何が真実か、現状を打破するとしてもそれは本当に必要な断絶なのか、語る事、記す事の意味合いの違いが問い直されている中でこの本が出たのは必然だったのかもしれません。ギリシャ、ロシア、スペイン、インド、トルコ、エジプトなど、世界各国の情景がコラージュのように目に浮かぶよう。一方、ティアロンの「私は保護を受けるだけで何も成し遂げていなかった」という慟哭が一番、突き刺さりました。そしてジサヴェトが出生を知ってから疑心に苛まれるようになったのが辛すぎる。身を持ち崩してもその秘密を守り続けた父の愛は本当だったのに…。

  • 雅 さん

    タイトルや文学賞4冠に惹かれて読んでみた。かなり作り込まれた幻想文学だった。ちゃんと理解できた訳では無いけれど、世界感は味わえたと思う

  • 星落秋風五丈原 さん

    皆さんが仰っているように表紙絵タイトルとも邦題ともイメージが違っていて図書館が圧倒的な存在というわけでもないんですよね。架空の帝国オロンドリアで文字=書籍と文字に頼らない口承を頼る女神信仰の人々が対立していて国王は後者を支援しているという政治機構しかわかっていない。なぜ次世代が現国王に反抗するのかという裏事情もあまりわからない。但し物語中に出て来る作中話はどれも素晴らしい。千夜一夜物語が好きというだけある。

  • keroppi さん

    図書館の新刊コーナーで見つけ、タイトルと装丁に惹かれて借りました。図書館島ってどういう所なんだろう、いつ辿り着くのだろうと気になって読んでいたら、最後までこの物語世界に入り込めませんでした。残念。

  • りつこ さん

    とても面白かった。文字を持たない島で暴君のような父親に怯えながら暮らしていた少年が文字を習いむさぼるように本を読み、憧れの帝都へ向かうわくわく感。そこからの展開は想像を絶していてしばし呆然となったのだが、様々な語り手によって語られる物語…特にクライマックスで語られる物語は魅力に溢れていて素晴らしかった。タイトルから想像していた世界とは全く違っていたのだが、作りこまれた異世界、物語の世界に身を委ねてぐにゃぐにゃにされる楽しさを堪能した。

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ソフィア・サマター

1971年インディアナ州生まれの作家・詩人。世界各地を転々としながら成長する。2013年にウィスコンシン大学マディソン校でアフリカの言語と文学の博士号を取得し、2016年からはジェイムズ・マディソン大学の准教授を務めている。2012年に作家デビュー。2013年刊行の初長編『図書館島』で世界幻想文学大

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