セバスチャン・スン

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コネクトーム 脳の配線はどのように「わたし」をつくり出すのか

セバスチャン・スン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794221650
ISBN 10 : 4794221657
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
青木薫 ,  
追加情報
:
499p;19

内容詳細

脳の全神経細胞のネットワーク地図を作成する―。わたしの心はなぜ他人と違うか、記憶はどう蓄えられるか、心の病はなぜ起こるか―。すべての答えはコネクトームの中にある。脳科学に革命を起こす試みの意義と方法を、第一人者が鮮やかに描き出す。

目次 : 第1部 脳は大きい方がいい?(天才と狂気の原因を探す/ 脳の地図を作る)/ 第2部 コネクショニズム(なぜニューロン同士はつながるか/ ニューロンはどうつながっているか/ 記憶はいかに貯蔵されるか)/ 第3部 脳を決定づけるのは遺伝か環境か(脳はどのように育つか/ 脳はどこまで変われるか)/ 第4部 コネクトミクス(脳細胞を撮影する方法/ 脳の配線をたどる/ 脳を切り分ける/ コネクトームから記憶を解読する/ 複数のコネクトームを比較する/ 脳を治す)/ 第5部 人間の限界は超越できるか(保存した死体から復活?/ シミュレーションとして生きる?)

【著者紹介】
セバスチャン・スン : プリンストン大学計算機科学部およびニューロサイエンス研究所教授。ハワードヒューズ医学研究所の研究者を兼任。ハーバード大学で物質構造の数理物理学的研究により博士号を取得したのち、バイオインフォマティクスと神経科学を軸とする分野縦断的研究を行ってきた

青木薫 : 翻訳家。理学博士。ポピュラーサイエンスの訳書多数。2007年度日本数学会出版賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • まいこ さん

    例えばピアノ演奏する時、まるでCDに刻まれた情報が音楽としてスピーカーから流れるように、ニューロンのスパイクの順番を読み取って指が鍵盤を叩いている。記憶や知性や習慣や個性や、「私」はコネクトーム?もしそうなら、「私」は原子分子の集合や機械というよりも、そこに貯蔵された情報といえる。死者のコネクトームを解析してアップロードすれば、何を考えて生きてたかわかってしまいそうなのは怖い。でもこういう分野の研究が進むと、嫌な記憶や習慣をピンポイントで消去したり、理想的な記憶を植え付けたりできそうなのは良いなぁ。

  • roughfractus02 さん

    「コネクトーム」なる語は常に仮の言葉だ。全体を意味するギリシャ語-ωμαの語尾は神経回路の全地図という静止像を連想させるが、瞬間流動的なニューロンを基本単位とする性質上、単位自体をモデル化する困難を同時に担うからである。本書が、因果的・連接的な説明が可能な脳の軸索レベルの大まかな部位コネクトームから離接的なon/off機能的なニューロン・タイプのコネクトーム領域を辿り、さらに第4部へ向かうと、読者はシナプスレベルで接続する連続的なニューロン・コネクトーム領域が、未来の技術と理解を要求してくる場面に出会う。

  • Tenouji さん

    コネクトーム:脳の神経回路地図の重要性を説いた本だが、新たなる発見はなく、少々期待外れ。

  • matsu さん

    本書は、コネクトーム、つまり脳神経細胞の接続についての諸々を述べている。 即ち、ヒトの脳にある1000億個の神経細胞には160兆個の接続があるが、それらを全て明らかにすることにより、どのように記憶が形成されるのかを明らかにしようとする研究分野である。このコネクトームを明らかにすることがいかに我々の思考を解明する上で重要であるか、そして如何に困難であるかを分かりやすく解説している。

  • 河童 さん

    1000億のニューロンとニューロン間で情報をやりとりするために枝状にのびるシナプス。これらが脳の中でまるで精密機器の配線図のように張り巡らされていて、我々の個性はこの配線図の違いによってもたらされる、というのです。だけど、そこになぜ意識が生まれるのか?について説得力のある説明がなかったように思いました。その説明がないと人間の脳のアップローディングなんていう話も今一つ納得いかない。それでも読む価値あったと思います。

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プリンストン大学計算機科学部およびニューロサイエンス研究所教授。ハワードヒューズ医学研究所の研究者を兼任。ハーバード大学で物質構造の数理物理学的研究により博士号を取得したのち、バイオインフォマティクスと神経科学を軸とする分野縦断的研究を行ってきた

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