ファイナンスのための統計学 統計的アプローチによる評価と意思決定

ファイナンスの実務における数理の知識、とくに統計学の活用は増している。本書は、まず統計理論の殆どをカバーしながら、統計分析をよりよく活用するための技術的配慮にも気をくばり構成している。

目次 : 第１部　基礎的な統計的方法とファイナンスへの応用（線形回帰モデル/ 多変量解析と尤度推定/ 基本的投資モデルとその統計分析/ 最尤法とベイズ推定/ 時系列解析/ 資産利回りのダイナミック・モデルとそのボラティリティ）/ 第２部　計量ファイナンスにおける先進的話題（ノンパラメトリック回帰と実体実証的モデル化/ オプション価格とマーケットデータ/ フィナンシャル計量経済学における多変量解析と時系列分析の進んだ方法/ 金利市場/ 統計的トレーディング戦略/ リスクマネジメントの統計的方法）

【著者紹介】
松原望 : 東京大学教養学部基礎科学科数学コース。統計数理研究所第一研究部研究員／筑波大学社会工学系助教授／東京大学教養学部・相関社会科学、同総合文化研究科教授、同新領域創成科学研究科教授／上智大学外国語学部教授／聖学院大学大学院政治政策学部教授を歴任。Ｐｈ．Ｄ（スタンフォード大学、統計学）。現在、東京大学名誉教授／（有）柏企画代表取締役

山村吉信著 : 同志社大学大学院・電気工学専攻修了（工学修士）／プリンストン大学大学院・計算機科学科修了（ＭＳＥ）／東京工業大学大学院生命理工学研究所大学院博士課程（中退）。日本アイ・ビー・エム株式会社（東京基礎研究所、システム研究所、ソフトウェア開発プロジェクト）等を経て独立。コンサルタント。専門分野はソフトウェア工学とプログラミング言語、品質、統計とシミュレーション、経営におけるＩＴ。現在、ＹＡＲＮＥ　ａｎｄ　Ｃｏｍｐａｎｙ代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）