CD 輸入盤

アスラエル交響曲 ヤクブ・フルシャ&バイエルン放送交響楽団

スーク(1874-1935)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
900188
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


チェコの気鋭指揮者ヤクブ・フルシャが振る、スークの代表作『アスラエル』!

ドヴォルザークの娘婿で、才能ある弟子でもあった作曲家ヨゼフ・スーク。彼は義父ドヴォルザークやブラームスの作風を継承しながら、後期ロマン派特有の半音階的な和声を作品に導入し、個性的で複雑な様式を生み出した人として評価されています。
 この交響曲『アスラエル』は1906年に完成されたスーク2番目の交響曲で、作曲の動機となったのは、1904年、彼が敬愛していた義父ドヴォルザークがこの世を去った上、その翌年には最愛の妻オティリエも亡くすという悲劇でした。しかし、彼はその悲しみを克服するためにこの交響曲『アスラエル(死を司る天使の名)』を作曲、自身の心境を描き出したこの交響曲は彼の代表作の一つになりました。演奏機会は少なかったものの、最近、録音や演奏会が続き、この悲しくも美しい作品が多くの人に知られるようになりました。
 作品全体は大きく2つに分かれており、悲痛な叫びで始まる第1楽章、やるせない気持ちを慰めるかのような第2楽章、嘲笑的な第3楽章までが第1部。ティオリエへの追悼である美しい第4楽章を経て、終楽章では苦しみを乗り越えた彼の姿が描かれています。
 スークの同郷である指揮者ヤクブ・フルシャはこの作品を最も得意としており、プラハ芸術アカデミーの卒業コンサートの演目でもこの曲を選択したほど。作品を完全に掌握した上で愛情と共感に満ちた表現を施した演奏は、スークの想いを聴き手に届けるにふさわしい風格を有しています。(輸入元情報)

【収録情報】
● スーク:アスラエル交響曲 Op.27(交響曲第2番ハ短調)


 バイエルン放送交響楽団
 ヤクブ・フルシャ(指揮)

 録音時期:2018年10月18-20日
 録音場所:ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

ユーザーレビュー

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フルシャは2013年に都響とライヴ録音してい...

投稿日:2020/05/09 (土)

フルシャは2013年に都響とライヴ録音しているが、今回は一段と恰幅が良くなった。単にテンポが遅くなっただけじゃなく、本当に各部の彫りが深い。オケのうまさも惚れ惚れするばかり。ヤンソンス亡き後のこことガッティが追い出された後のロイヤル・コンセルトヘボウはたぶん世界中の指揮者が狙っているポストだろうけど、今やどちらも世界最高水準のオーケストラだからね。ちなみに、この曲とフランツ・シュミットの交響曲第4番は全体の気分や構成がとても似ていると思う(作曲はアスラエル交響曲の方が遥かに前)。ただし、フランツ・シュミットの曲は「死の舞踏」風の第3楽章スケルツォがクライマックスで終楽章はエピローグに過ぎないのに対し、曲の規模自体が1.5倍ほどあるこちらは、さらに絶美なアダージョとドラマティックな第5楽章が続く。この演奏でも最後の二つの楽章が実に感動的。この曲のディスクでは、スヴェトラーノフのスケールの大きさは今も忘れがたいが、少し表現がドギツ過ぎたきらいがあり、その後はマッケラス/チェコ・フィル(ほぼ一発ライヴと思われ、オケが万全じゃないのが惜しい)、ビエロフラーヴェク/チェコ・フィル(この人の常で、手堅いけどこじんまりしている)と残念な録音が続いたが、キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィルが市販録音にならない限り、これが当分は決定盤だろう。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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