スティーヴン・ピンカー

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思考する言語 中 「ことばの意味」から人間性に迫る

スティーヴン・ピンカー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140911310
ISBN 10 : 414091131X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

言語に組み込まれた概念を詳しく分析し、人の心は幾何学的な世界把握とは異なり、目的や意図に沿って、対象物や出来事を柔軟に捕らえることを明らかにする。ことばと人間心理・社会の間のダイナミックな関係を考察。

【著者紹介】
スティーブン・ピンカー : 現在、ハーバード大学心理学研究室教授。視覚認知と幼児の言語獲得についての研究により、米国心理学会から「Distinguished Early Career Award」、および、「McCandless Young Developmental Psychologist Award」受賞。2004年にタイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」のひとりに選ばれた。著書に、『心の仕組み』(NHKブックス、「ロサンゼルス・タイムズ」ブック賞ほか受賞)などがある

幾島幸子 : 早稲田大学政経学部卒業。翻訳家

桜内篤子 : ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • くらびす

    注意の向けさせ方が非常に丁寧でありがたい

  • plum

    世界認識の四つの方法,メタファー,名前

  • takao

    ふむ

  • センケイ (線形)

    上だけでもかなりのボリュームだったので息切れしてたけど、それを吹き飛ばす、新しく刺激的なテーマの数々。カントがやったような、因果などの4分類にものごとを一般化する切り口は、上巻と重複しないことを保ちつつ、かつ同程度の抽象度で思考や認知の核心に迫るものだと思う。また、上記のように哲学はもちろん、関係する領域のカバー範囲が広く、そのどれへも応用が効くのではないか、と期待しながら読むのが楽しい。

  • roughfractus02

    意味論の生成文法への導入後、カントの世界認識から言語を再定義する著者は、物質/名詞、空間/前置詞、時間/時制・相、因果/力のダイナミクス(主人公と敵対者)を挙げつつ、認識論的言語学に接近する。従来生成文法が距離を置く認知言語学を検討し、そのアナロジー理論が注目されるが、隠喩の偏在を説くレイコフによる言語の反知性化は批判される(「税金」と「会費」は言い換えない)。一方、言語の流行等の鋭い考察の陰で、因果について論理学(クリプキ)にも確率論(ベイズ)も限界を認める著者の前に、修辞学が立ちはだかるように見える。

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