スティーブン・r・パルンビ

人物・団体ページへ

海の極限生物

スティーブン・r・パルンビ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806714910
ISBN 10 : 4806714917
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
追加情報
:
22

内容詳細

四二七〇歳のサンゴ、八〇℃の熱水噴出孔に尻尾を入れて暮らすポンペイ・ワーム、幼体と成体を行ったり来たり変幻自在のベニクラゲ、メスばかりで眼のないゾンビ・ワーム―オセダックス…。極限環境で繁栄する海の生き物たちの生存戦略を、アメリカを代表する海洋生物学者が解説し、来るべき海の世界を考える。

目次 : 一番古いものたち(毒に満ちた始まり/ 最初の最初/ 大酸化イベント ほか)/ 一番原始的なものたち(三葉虫の天下/ オウムガイ/ 気室の秘密 ほか)/ 一番小さいものたち(夜空の星より多く/ 小さな入れ物/ 小さいけど、たくさん ほか)/ 一番深いところのものたち(深海の家主/ 唇か葉か/ クジラというオアシス ほか)/ 一番浅いところのものたち(流線型のウニ/ 海を遠く離れて/ 助け合いが決め手 ほか)/ 一番長生きなものたち(水爆の遺産/ 爆弾炭素/ 炭素年代測定 ほか)/ 一番速く泳ぐものと一番長く旅するもの(ニシンのスピード/ 帆を張った最速の魚/ カジキのファストフード ほか)/ 一番熱いところ(深海の熱水/ アルビン号とポンペイ・ワーム/ 見えないものを見る見えない眼 ほか)/ 一番冷たいところ(海の一角獣/ ラッコが冷たい海で生きられる二つの理由/ 南極の不凍液 ほか)/ もっとも奇妙な家族生活(ディズニー映画の不都合な真実/ チョウチンアンコウ―オスの運命/ パロロの産卵 ほか)/ 極限生物の行く末(一℃の違いで起きること/ 熱く酸っぱいスープ/ 増税反対 ほか)

【著者紹介】
スティーブン・R.パルンビ : スタンフォード大学ホプキンス海洋研究所所長、同大学生物学教授。海洋科学をリードする科学者の一人である

アンソニー・R.パルンビ : 2006年にスタンフォード大学英文科を卒業。副専攻はアルティメット・フリスビー。映画業界とテレビゲーム業界に勤めたのち、ライターとして活動を始める。現在、いくつかの媒体で科学とテレビゲームについて執筆。ゲーム業界のコンサルタントも続けている。ブログ「I Drop Things」で、初の小説を完結させた

片岡夏実 : 1964年神奈川県生まれ

大森信 : 1937年大阪府生まれ。北海道大学水産学部卒業。水産学博士。生物海洋学、プランクトン学を専攻。米国ウッズホール海洋研究所とワシントン大学大学院で学んだ後、東京大学海洋研究所、カリフォルニア大学スクリップス海洋研究所、ユネスコ自然科学局に勤務。東京水産大学教授を経て、東京海洋大学名誉教授。WWFジャパン自然保護委員。日本プランクトン学会会長、日本海洋学会・日本さんご礁学会の評議員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • takao さん

    気味悪いな。

  • あき さん

    様々な海洋生物を取り上げ紹介しつつ、環境問題や生態系についてなども語っている。 タイトルから連想した極限環境下の生物というよりは、特化した生物ついての本という印象。 ただ、極地や熱帯などの生物の例でほんの数度の温度上昇で死んでしまう話は生理的にギリギリの環境で生きてるのだなと記憶に残った。

  • Sunekosuring さん

    ニッチな環境には競争が少ないのでニッチな生物が栄えられる。しかしニッチな適応なので環境の変化には多分弱い。ただし環境の変化は新たにニッチな環境が生まれそこに適応するニッチな生物が繁栄したりもする。そうやって各所にはそれぞれに適応した、僕達から見れば奇天烈だったり極端なとこで能力が高かったりする生物が生きている。そう考えると人間が引き起こす環境変化も自然の一部として適応する多様な生物が繁栄するのではないかと思っていたのだけど、本書の最後にとても残念な予想がなされていてさて困った。

  • TorysGirly さん

    何の気なしに読んで見たけど、びっくりするほど面白かった。科学者と小説家の共著という試みが大成功してる。図鑑みたいなものかと読む前は思ってたけど、写真や絵は少なくて文字がメイン。生物の進化の歴史から始まって、極限環境に住む生物へ、そして環境問題へも話が及ぶ。誤解も生みそうだが、まず人間の生活の為にも乱獲・温暖化・酸性化・富栄養化に対処するべきなのだ、と。日本の水産資源管理のお粗末さはよく目にするので何とかしてほしい。水産庁さんさぁ。個人的に一番印象に残ったのがチョウチンアンコウの雄の生態。きいた事もあったが

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

物理・科学・医学 に関連する商品情報

おすすめの商品