贋作王ダリ シュールでスキャンダラスな天才画家の真実

スタン・ラウリセンス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784757215603
ISBN 10 : 4757215606
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,391p

内容詳細

20世紀美術界最大の奇才、サルバドール・ダリ。その作品の約75%は「贋作」だった。ダリ専門美術商兼詐欺師だった著者が明かす、ダリの波乱万丈の生涯。欲望とスキャンダル渦巻く美術界を描いたノンフィクション。

【著者紹介】
スタン・ラウリセンス : 1946年、ベルギー生まれ。サルバドール・ダリ専門の美術ディーラーとして10年以上を過ごし、贋作を販売した罪で服役。その後、作家に転向して、2002年、『黒い雪』という犯罪小説でエルキュール・ポアロ賞を受賞。現在、アントワープとロンドンに居を構える

楡井浩一 : 1951年生まれ。英米ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • miou さん

    ダリ専門の美術品ディーラーである著者が、ダリ本人やその周辺の人々にまつわる話を描いたノンフィクション。著者自身による独自の分類である「本物の本物のダリ」「本物の偽物のダリ」『偽物の偽物のダリ」。この分類ができたもとになるものが「贋作王」といえる理由になるのだろうが、ダリの真実を描いているとは言い難い。詐欺を働く過程で気付いたからくりは興味深かったが、ダリ本人に会ったのは1度というのがなんとなく「タイトルに偽りあり」と言いたくなる気持ちにさせる。これからダリの絵を見るたびに複雑な気持ちになりそう。

  • Akio Kudo さん

    ★★★★★ ちょっとした衝撃。余りにもモラルも何も無い著者の考え方はサイコパスとしか思えない。贋作を作って、人を騙しておきながら反省から逃げている。だが、この本の内容は余りにも面白い。狂気と正気の境目はどこにあるのかと考えさせられる。

  • しっかりけちべえ さん

    ダリといえば髭。ダリの髭といえば能年玲奈。表紙を目にしたときにそう連想しなければ手にとることはなかった。画家だったことすら知らなかった。 本当の「価値」とか「価格」とは何なのか。嘘があれば詐欺だけれど、売りたい人と買いたい人が合意すればそれは適正な取引、という原理原則に何度も立ち戻る。 もう少しダリ本人を中心に据えたストーリーを読みたい。

  • fritzng4 さん

    ダリ伝かと思ったら、違った。ダリ専門のアート・ディーラーによるノンフィクションだった。とは言え、ここで語られるダリ(およびその妻ガラ)の変態エピソードの断片も相当なものである。贋作に自ら関わっていたことの真偽にさして興味はないが、やはり二十世紀が生んだ最大の奇人であることに間違いはないだろう。

  • Orochidou さん

    あまりのもブッ飛んでてノンフィクションだとはとても思えない程。著者の詐欺師としての経歴もそうだけどダリとそのまわりの狂いっぷりもそう。人生そのものがシュルレアリスム。わたしの絵はときたま「ダリみたいだ」と言われるけれどやはり本質的なところでまったく性質が異なっていると思う。

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スタン・ラウリセンス

ベルギーの作家、ジャーナリスト。1970年代からヒトラーの第三帝国を追って、ナチ・ドイツ時代の生存者にインタビューを行なってきた。ナチをテーマとした著書が5冊。『第四帝国への行進』(1975年)、『アドルフ・アイヒマンの宿命的交友関係』(1997年)など、ほかに、サルヴァドール・ダリの伝記『ダリと私

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