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マゼラン雲 スタニスワフ・レム・コレクション

スタニスワフ・レム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336071323
ISBN 10 : 4336071322
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

32世紀。高度な科学技術的発展を成し遂げた人類は、史上初の太陽系外有人探査計画に着手、地球に最も近い恒星であるケンタウルス座α星へ向かう決定を下した。かくして選りすぐりの遠征隊員を乗せ、巨大探査船ゲア号は未知の空間へと踏み出していく。旅路の果てに彼らを待ち受けているものとは?―レムの幻の長篇がついに邦訳なる。

【著者紹介】
スタニスワフ・レム : 1921年、旧ポーランド領ルヴフ(現在ウクライナ領リヴィウ)に生まれる。クラクフのヤギェロン大学で医学を学び、在学中から雑誌に詩や小説を発表し始める。地球外生命体とのコンタクトを描いた三大長篇『エデン』『ソラリス』『インヴィンシブル』のほか、多くのSF作品を発表し、SF作家として高い評価を得る。小説から離れた最晩年も、独自の視点から科学・文明を分析する批評で健筆をふるい、中欧の小都市からめったに外に出ることなく人類と宇宙の未来を考察し続ける「クラクフの賢人」として知られた。2006年に死去

後藤正子 : 1968年、福島県生まれ。東京外国語大学ロシア語学科、東京大学文学部卒。ポーランド政府給費留学生として、クラクフのヤギェロン大学に留学。指導教官は、イェジイ・ヤジェンプスキ。その後、石油化学産業の共同企業体勤務(クラクフ)を経て、翻訳・通訳業に携わる。福島地域通訳案内士(英語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    ほぼ半月を費やした。レム作品ということでやや構えた感がある。「レムの幻の長篇がついに邦訳なる」となれば、猶更。レム本人は翻訳されることを嫌ったという。実際には、翻訳はされたが、旧共産圏諸国に限ってのこと。レムは、生活費を稼ぐために、当時の共産主義イデオロギーに反しないよう、用心深く記述したようだ。

  • サワ

    1950年代に本書は、単行本として東欧で刊行された。宇宙への夢と宇宙人との接触をテーマに主人公達が立ち向かう本書は、宮殿を連想させる建物や猥雑なアメリカの宇宙船を登場させることで、主義主張への批判と物語の進行の両立を編み出しているように思えた。著者の作風の転換点であったことや時代背景が、本作品の邦訳へ膨大な年数を要したのだろうか。 ソラリスや大失敗といった後年の作品を読むことで、より本書の理解が進むかもしれない。 同著者の他の作品も読んでみたいが…かなり気合がいるためまたの機会としたいと思う。

  • はにまる

    レムが今まで翻訳を拒否していた幻の一冊。共産主義の支配のもとに書かれた精一杯のSFという印象で、社会主義リアリズムとはこういうことかと理解。他のレムの作品に比べると、人智を超えた存在が描かれることもなく、人間の知性に対して楽観的だ。ただ書物の未来考察はいかにもレム。書物の増大の結果「目録の目録や書誌学の書誌学」が生まれ続け、その果てに登場したのが、人々が書物の所有から解放されトリオン図書館にネットワークでアクセスするという、共産主義的ユートピア。Kindleで本書を読んでいると、なんとも微妙な気持ちになる

  • いきもの

    正直、微妙。SF要素はその時代並みで、古臭い人間賛歌みたいな部分も多く、文章も変に詩的な方向に走りがち。著者が生前翻訳を拒んだ理由も納得。

  • ケロたん

    半分で挫折。 少年が医師になり宇宙船に乗るまでは、青春小説ぽく順調に読めたが、宇宙に飛び立ってからページが進まず。 レムなのに…

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