エガーのチェンバロは、実に音色が豊かでとても心地よい。

G・レオンハルトの名盤には収録されていない「わが青春はすでに過ぎ去り」が含まれている一方、大曲「ニ調のファンタジア」は入っていないなど、一長一短はありますが、いずれの演奏もやがてはブスステフーデやバッハに連なってゆく、この気高い作曲家の偉大さを伝えてくれるすばらしい演奏だと思います。

オルガン聞いてはや20年本当に いい物はなかなか出会えません。バツハもそうだけどトッカータもフーガもファンタジアも ポリフォーニーははたしていかなるものか? オルガニストむきかな?

かなり譜面とは自由な解釈をしている曲目がありますがどうでしょう

ドーバーの譜面を購入してしまい思わず買ってしまったが、 日本のオルガンは誰かが意図してか自然か決まった曲に限り流行らせているかのようでスヴェーリンクももっぱらわが青春はすでに過ぎ去りが演奏されるけどコノアルバムも大きな教会のようでストップの設定も近代的です。内声が両手に分かれるのになぜストップを変化させるのか理解に苦しむところです。

録音は決して新しくはありませんが、古いオルガンを用いたレオンハルトの演奏で、スウェーリンクが生き生きと蘇る感じです。特に4曲目の幻想曲は、変化に富んだ名曲の名演奏だと思います。

フェルメールが描いた女性がヴァージナルで弾いているのはスヴェーリンクだったのでしょうか。ジョスカンの少し後のフランドルの大家の鍵盤曲は幻想的で不思議な均整感があります。以前の録音だけどまとまって出たので、飛びついてしまいました。頭と心がすっきりしていくのを感じます。